佐藤 拓雄
2023/12/13
先日、出張で北海道に行きました。
行った日は、札幌の最高気温が氷点下の真冬日、帰る日の朝は今季一番の冷え込み、という2日間。仙台にいるよりひと足もふた足も先に、真冬の到来を感じました。
【写真】は、帰りの飛行機の窓から見えた、すばらしい雲海です。
寒さと飛行機で思い出したのが、真冬のアメリカ旅行。
このアナ・ログにも何度か書いたかもしれませんが、バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンの試合を観に行ったのです。
1997年のことですから、四半世紀以上も前のことになります。
振り返ると、シカゴ・ブルズ2度目の3連覇の最中で、ブルズの黄金期、ジョーダンの円熟期と言ってもいい最高の時期でした。ブルズの試合は常に満員でチケットは入手困難。しかし、これだけの選手を、同時代に生きる者として観に行かないわけにはいかないと、独身の気楽さもあり、なけなしのサラリーをつぎ込んでチケットを手に入れ、アメリカへ。
真冬のアメリカ北部は、最高気温が氷点下10℃という日もあり、痛いほどの寒さでしたが、それさえも心地よいくらいのハイテンション。夢のような時間を過ごしました。
不世出のプロスポーツ選手といえど、現役生活は何十年も続くわけではありません。まして、その最も脂ののった時期に、活躍をこの目で見られることは、やはり奇跡的なこと。
マイケル・ジョーダンの現役生活は、通算15年でした(2度目の現役復帰となった最後の2年は「おまけ」のようなものと考えれば、実質13年)。そのわずかな期間に生で観戦するタイミングを得られたことは、今考えても幸運としか言いようがない、と改めて思ったこの冬でした。
そして現在、不世出のプロスポーツ選手といえば、大谷翔平。
アメリカに観に行きたいのはやまやまですが、今は時間もお金もありません。タイミングとは、つまりそういうことですよね。
明日は、伊藤瞳アナウンサーです。