佐藤 拓雄
2021/11/16
【写真】通勤路、仙台放送近くのイチョウ並木もきれいに色づき・・・落ちてきた銀杏の実で、足元と臭いは大変なことになっています。
数年前に、反対側の歩道の方が、イチョウ並木であるにもかかわらず、落ちている銀杏は少ないということを「発見」し、通勤の行き帰り、わざわざ仙台放送とは反対側の歩道に渡るようになりました。
それにしても、あんなにひどい臭いがするモノの中身を取り出して、食べてみたら美味しかった、ということを誰が発見したのでしょうね。その勇気ある先人に感謝です。
それでいうと、これを食べたら美味しい、ということを、どうして発見したのだろう?と思うものはたくさんあります。
そのまま食べてみて美味しかったのだろうな、と想像がつくものはともかくとして、食べるのを躊躇しそうなもの、その食べ方どうやって思いついたの?というようなもの。
例えば、納豆。私たちは美味しいと知っているから食べますが、初めて食べた人の勇気には感服します。明らかに、腐ったような嫌な臭いがしますよね。
ヨーグルトも、初めて見た人は「牛乳が腐った!」と思わなかったのでしょうか?
コーヒーも、いつもそう思います。豆を焙煎して粉にして、そこにお湯を注いで出てきた苦い汁を飲む、という不思議。
食べ物だけじゃなく、綿花や蚕の繭とかを糸にしてそれを布にして衣服にするとか、今当たり前のものでも、なぜそういうことを発見したのか、と考えだしたらキリがなく、また眠れなくなっちゃう(すみません、大昔の「地下鉄漫才」です)。
自分の暮らしが、大昔のチャレンジャーたちの発見によって成り立っている、ということを、銀杏を避けて歩きながら考えている晩秋です。
明日は、梅島アナウンサーです。