佐藤 拓雄
2021/06/08
数年前、次男が、「父の日のプレゼント」と言って、ドーナツを一つ買ってきてくれたことがありました。
微笑ましい思い出ではありますが、なぜか、その年の誕生日にはそういうことはなく、その違いは本人にしか分からないままです笑
我が家は「父の日」でイベント的に何かすることはほとんどなく、「父の日」の話、といって思いついたのはこれくらいですので、ここからは、「父の日」ではなく、私の父の話を書きます。
父については、以前にもこのアナ・ログに書いたことがありますが、母が先立ってからも、自立した生活を保ち、元気に暮らしています。
母の存命中は、父が料理をする姿を見た記憶はありませんでしたが、今は何でも自分で作って、私たちにも時々届けてくれます。
好奇心旺盛で、研究熱心。こういうふうに歳をとれればいいなあと思わされることの多い存在です。
【写真】は、その父が、毎年、端午の節句に合わせて作ってくれる粽(ちまき)。餅米の食感と笹の香りがきな粉の甘さと相まって、何個でも食べられる、我が家の5月の風物詩になっています。
もともとは、父の母、つまり私の祖母が長年作ってくれていたもので、その作り方は、私の母が受け継ぎました。
母が亡くなり、作り方が分からなくなって一旦途切れかけましたが、父が復活させました。なんでも、白石まで講習を受けに行ったとか。
最近は、材料の笹の葉が高いとぼやいていましたが、こうして毎年作り、届けてくれます。
祖母から母、そして、まさかの父へと受け継がれ、私たち夫婦は、今のうちに教わっておかないといけないなあという気持ちを強めています。
明日は、西ノ入アナウンサーです。