アナ・ログ

行きたい場所

堤 勇高

2020/09/01

今日から新しいお題「行きたい場所」です。

国内旅行も思うようにできない今日この頃ではありますが、私が行きたいのはスペインです。大学時代、卒業旅行で友達とヨーロッパに行きました。数か国まわったのですが、中でも一番良い時間を過ごせたのがスペインでした。

まず食べ物の美味しさ。
朝のパンから夜のパエリアまで、どの食事をとっても「はずれ」がありませんでした。もちろん、他の国にもおいしいものはたくさんありましたが、食べ物全体の印象ではスペインが一番でした。

次にサグラダ・ファミリア。
当時の自分は「まあ有名だし行ってみよう」くらいの感覚で訪れたのですが、中に入ってみるとびっくり。柱や装飾が全体的になめらかな曲線を描きつつも角ばっている、他の建造物にはない独特の雰囲気がありました。独特の雰囲気がより伝わればと今回の写真はそのサグラダ・ファミリアの写真を選びました。

そしてバルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウ。
実は前回の卒業旅行でカンプ・ノウに行ったちょうどその日の夜にはバルセロナ対レアル・マドリード、いわゆる「クラシコ」が行われていました。計画を立てたときにサッカー観戦の計画を後回しにしてしまったため、夜のクラシコに向け熱を帯びるバルセロナの街を泣く泣く後にした思い出があります。

もし再び行くことができたら、サッカー観戦は絶対にしたいと思います。

次は佐藤アナウンサーです。

ふるさと

堤 勇高

2020/08/17

今日から新しいお題「ふるさと」です。
例年とは違い実家などに帰らない方も多いお盆になりましたが、皆さんはどう過ごしましたか?

さて、「夏」と「ふるさと」はとても親和性が高いと感じます。セミの鳴き声、道にうつった木の陰などなどちょっとしたシーンから子どもの頃、故郷の情景を思い出します。中でも最近特にふるさとを思い出させるのが「におい」です。

梅雨が明け夏らしい暑い日が多くなりましたが、そんな日に外に出ると「夏のにおい」がします。私は「アスファルトが熱されたにおい」と勝手に解釈しています。夏休み中の部活の行き帰りで感じていたにおいなので、通学に使っていた堤防の道を自転車で走る風景が浮かんできます。まさに当時慣れ親しんでいたふるさとの景色です。

さらに、仕事帰りなど、夜に外に出るとこれまた夏のにおい。これから夕立が来そうな、少し土臭いにおいです。このにおいをかぐと、実家の目の前にあった草むらを思い出します。わたし含め、近所の子どもたちの遊び場にもなっていた場所です。残念ながら今はもう駐車場になってしまいました……

今はもう見られない景色だからこそ強烈に頭の中に残っているのかもしれません。

写真は先日、プールを取材させていただいた時の1枚です。梅雨時期でしたが途中から晴れて、夏を存分に感じられました!

次は寺田アナウンサーです。

この夏は・・・

堤 勇高

2020/08/06

ひと夏かけて、部屋の模様替えをしようかと思っています。
今年は新型コロナの影響で、自宅にいる時間が格段に長くなりました。そうなると気になるのが、部屋のレイアウト。今の家に引っ越してから間もなく1年半になりますが、家具類は引っ越した時に何となく決めた配置がそのままになっていました。
当時はあとで精査しようと考えていたのですが……

引き続き例年より自宅にいる時間が長くなるであろうこの夏、そんな間に合わせのレイアウトが続いている我が家を思い切って完成形にしようと思います。

まずは配置決めから。
リビングにはコンセントが3か所ありますが、現在、ベッド付近とテレビ付近のコンセントは不足、残る1か所は1つも使っていない状態です。そこでコンセントの位置を軸に、家具の位置を最適化したいと思います。ただ、今も時々、頭の中でどれをどこにと考えますがいまいち「正解」が浮かばず……道のりは長そうです。

次は家具の買い替え。
現在使っている本棚などは大学入学時に買ったものです。ひとり暮らしなのでそれほど数は多くありませんが、古くなってきたものもありますし、当時の部屋にあわせたサイズや色を選んだので、今の部屋にあわせて買い替えたいと思います。
とはいえ、いっぺんに買い替えるというのは費用がかかりますし、古いものの処分も大変です。家具の買い替えについては夏が終わるころに間に合えばいいかな程度に思っています。

写真は先日の土用丑の日に食べた鰻です。
しばらく食べていなかった鰻ですが、お昼に丑の日のニュースを見て久々に食べたくなりました。さすがに専門店のものには手が出せず……でも完全に「鰻の口」になっていた自分は、折衷案として某牛丼チェーン店で食べました。「そういえば大学時代も友達と牛丼屋さんで鰻食べたなあ」と昔を懐かしみつつ、美味しくいただきました。

次は高橋アナウンサーです。

リモート○○

堤 勇高

2020/07/17

8月に行われる「甲子園交流試合」。先日、その組み合わせを決めるリモート抽選会が行われました。

抽選の当日、私は仙台育英で取材をさせていただきました。
抽選の方法は、「ア、イ、ウ……」と記号が書かれた札を、ビデオ通話越しにチームの代表者が選ぶというもの。仙台育英の代表者はグラウンドのバックネット裏にある教官室から参加していました。

グラウンドではほかの選手たちがいつも通り練習をしています。そこから数メートルのところでは甲子園での対戦相手が決まる運命の抽選が行われています。
その状況にとても不思議な感覚を抱きました。通常時ですら気になるであろう組み合わせ抽選が目と鼻の先で行われているというのは、選手たちにとっていつにも増してドキドキする時間になったのではないでしょうか。

一方の抽選を仕切っていた運営側にも、かなりの苦労がありそうだと思いました。ビデオ通話越しの声というのは生で聞くよりどうしても聞き取りづらかったり、電波の関係で音が飛んだりします。抽選の時の「ア、イ、ウ……」を聞き違えてしまうと、とんでもないトラブルにつながります。司会の方の確認が万全に万全を期していたのが印象的でした。

そんな異例ずくめの抽選会。これが世にいう「新しい生活様式」の一つかもしれません。

さて、写真は2年ほど前に友人と言った長野県・上高地の写真です。良く晴れた上高地は本当に穏やかで、きれいですが、今月の豪雨ではおよそ300人が足止めとなるなど大きな被害を受けた場所の一つです。
私にとって、「数十年に一度の」規模の豪雨は、すでにどこでも・いつでも起こる時代なのだと、改めて感じさせられるニュースでした。

次は伊藤アナウンサーです!

涙のお話

堤 勇高

2020/07/09

普段の生活で涙を流す場面も、最近は随分減りました。子どもの頃は怒りにせよ悲しみにせよ、ことあるごとに泣いていた気がします。

一番最近涙を流したのは、多分、半年ほど前です。多分というのは、それが寝ている最中だったからです。
「枕を濡らす」という表現がありますが、まさにそのような状態でした。起きたとき体は横向きで、枕は目の近くが濡れていました。

残念ながらどんな夢を見ていたのか、そもそも夢を見ていたのかすら覚えていないのですが、枕の濡れている位置と何となくの感覚で涙だと判断しました。

赤ちゃんの夜泣きみたいでなんだか恥ずかしいと思わなくもありませんが、真に恐ろしいのはこれがよだれである可能性も捨てきれないことです。「涙を流した」という確かな記憶がないですし、体勢を変えれば顔の位置も変わります。
果たして涙かよだれか……
真相は神のみぞ知るところです。

……念のため枕は干して、カバーは洗いました。

写真は先日取材させていただいた「ミートボーイニューヨーク」仙台駅前店さんのお弁当です!仙台四郎とのコラボ弁当だそうです。外出自粛の影響もあり、久々に食べたカタマリのお肉。まさに涙が出るほどおいしかったです。

次は、いつも笑顔で涙とは無縁な?伊藤アナウンサーです。

不思議な話

堤 勇高

2020/06/23

摩訶不思議の摩訶ってどんな意味なんでしょうか?
全然意味も知らず、使っていました。なんとも不思議な言葉です。

調べてみると……
「摩訶」の元はサンスクリット語だそうです。サンスクリット語というのは古代インドの言語。梵語という呼ばれ方もあります。
そんなサンスクリット語の中で「大きい」とか「非常に」といった意味をあらわす仏教用語が「摩訶」ということでした。つまり、摩訶不思議は「非常に不思議」という意味になります。

ところで、サンスクリット語の「サンスクリット」ってどんな意味なんでしょうか?

またまた、調べてみると……
サンスクリットは「完成された」という意味だそうです。サンスクリット語が使われていた当時、その語圏では大きく分けて2種類の言葉が使われていました。その中で学術や宗教など「あらたまったもの」に使われていたのがサンスクリット語だそうです。

「完成された」の意味も何となく分かる気がします。
家にいる時間が多い最近ですが、このように気になったことをどんどん調べていくという暇つぶしの仕方もありなのではと思います。普段だったら調べない「雑学」のような領域のものとか、さらにその「雑学」から派生した新たな疑問とか……

雑学が好きな私ですが、経験上、そういった知識が意外なタイミングで話のネタになったりします。疑問から疑問へと渡り歩く、知識の摩訶不思議アドベンチャー、おすすめです。

以上「不思議な話」というより「不思議の話」でした。

写真は、先日飯田アナウンサーと一緒に「かのおがダンス体操」をおどった時の写真です。飯田アナウンサーに便乗して、あらかしのスタジオで撮らせてもらいました!実はこれを撮影する数日前に、先に収録した西ノ入アナウンサーの、まさに「摩訶上手い」ダンスを見てしまいました。
経験者との差を感じつつ(写真のポーズ1つで分かるセンスのなさ)、それでも高校の文化祭以来のダンス、一生懸命おどりました!

次は佐藤アナウンサーです!

歯の話

堤 勇高

2020/06/10

数年前の話ですが……
ある日、上の犬歯が痛くなりました。虫歯のように常にズキズキ痛むというより、何かを噛んだ時などに急に走る痛みです。鏡で見ても虫歯ができている様子はありません。

そのうち治るだろうと思っていましたが、そんなこともなく……
ふとした瞬間になかなかの強さで襲ってくる痛み。気になって何にも集中できないような日が数日続きました。

意を決して歯医者に行き、相談することに。問題の歯を見てもらうと、すぐに診断が下りました。歯ぎしりです。寝ているうちに歯ぎしりをしていて、それが痛みにつながっていたようです。

症状がひどい場合にはマウスピースなどをつけるそうですが、今回はそこまでには至っていないといわれました。とはいえ歯ぎしりの癖はなおさなければなりません。
そこで先生に言われた治し方は「意識すること」でした。
歯ぎしりをしないよう、意識すること。寝ている中で意識することなんてできるのか?と、なんだかすっきりしないまま帰りました。

しかしその2、3日後には痛みが全くなくなりました。寝ている間なので意識できていたかどうかすら覚えていませんが、痛みがなくなったということは歯ぎしりもしなくなったということ。「無意識に意識」はできるのかと驚きました。
歯ぎしりの癖がある方、ぜひ「寝ている間に意識」してみてください。

写真は2年前にヴェネチアで撮った写真です。最近、スマホの壁紙を変えようとアルバムを探していたら見つけた1枚。最近は家でアルバムを見返す時間が多くなっている気がします。

さて、「歯の話」は今回でおしまいです。
明日からは新テーマ、飯田アナウンサーからスタートします!

図書館にまつわる話

堤 勇高

2020/05/13

恥ずかしながら学生時代の私は読書があまり好きではありませんでした。外で遊んだり、スポーツをしたりというほうが断然楽しく感じていたので、家で静かに本を読むという選択肢はめったに出てこなかったのです。

しかし、そんな私も図書館に足しげく通う時期というのがありました。受験やテストの期間です。

中学3年の夏休み、家から自転車で10分ほどの図書館へ行き高校受験の勉強をしていました。涼しくて静かで、勉強にはこの上ない環境です。加えて「周りも集中して勉強している」という状況も私に「この人たちに負けられない!」という謎のライバル心を起こさせ、家よりも長い時間机に向かっていられました。

高校時代、学校の自習室が開いていない時や混雑しているときなどは学校から自転車で10分ほどの図書館へ。そこでは自分と同じく大学受験の勉強をしている人も多く、中学時代よりもさらに「ライバル感」が高かったのを覚えています。

一方で、図書館で勉強することの唯一といっていい弊害がありました。
それはたくさんの本があること。
図書館に本があるというのは当たり前のことなのですが、長時間勉強をした後や勉強に行き詰った時などはこの本が敵になります。

最初に言った通り私は読書があまり好きではありませんでした。しかし勉強を続ける中で、その読書がなんとも魅力的に感じてきます。休憩にと適当な本を手に取り、読み始め、気づいたら数時間経っていたなんてこともありました。これは本のせいではなく単純に当時の私の意志が弱かっただけですね(笑)

社会人になってから、学生時代より本を読むようになりました。さらに昨今の「STAY HOME」で、普段にもまして読書の時間が増えそうです。近くに図書館があり、学校にも立派な図書室があったころより、今の方が読書の機会が多いというのも不思議だなと思います。

写真は何の変哲もないお刺身の写真です。
過去の写真を見ていた際に見つけたのですが、これを見てふと「最近お刺身食べてないなあ」と思いました。飲み屋に行くと必ずと言っていいほど頼んでいたお刺身なのですが、ここにも「STAY HOME」の影響が出ていました。
今度、「おうちでお刺身」してみようと思います。
(独り暮らしだとなかなか買わないので……)

次は金澤アナウンサーです。

子ども時代のエピソード

堤 勇高

2020/04/22

暗いところは怖いのに、高いところやスリルのあることは大好きな子どもっていますよね。まさしく昔の私です。
小学校低学年の時などは夜、リビングから寝室のある2階に上がるとき、怖さを吹き飛ばすために毎回歌いながら階段を上っていました。一方で遊具はできるだけ高いところに上るのが好きでしたし近くを流れる川では岩から岩へ飛び移って遊んでいました。

しかしそんな堤少年も「スピード」だけは苦手でした。坂道などで自転車にスピードがついた状態がひどく怖かったのです。というのも、一度自転車で派手に転んだ経験が当時トラウマになっていました。
どのように転んだのかというと……
自転車に乗って家に帰る途中、突然雨が。
家までは「飛ばせば5分」という場所だったので、濡れたくない一心でがむしゃらに自転車をこぎ、かなりのスピードを出していました。すると普段なら引っかかるはずがない、道路に面したコンクリートの壁に左ハンドルが引っかかり、大クラッシュ。私は体ごと前方へ放り出されました。バランスを崩していたわけでもないので、本当に突然体が浮いた感覚でした。
さいわい命にかかわるようなけがはしませんでしたが、ひじや腰を打ったり、すりむいたりしてしまいました。特に腰は、ほぼダイレクトにアスファルトに打ち付けたこともあり、しばらく立ち上がれませんでした。

その時の痛みや恐怖がトラウマとなり、自転車はもちろんのこと、スキーやスノーボードをしているときも、スピードが一定以上になると体がこわばり、思わずブレーキをかけるようになっていました。
今は昔ほどの「スピード恐怖症」ではありませんが、恐怖症であるくらいが、事故防止にはちょうどいいのかもしれません。

写真は先日取材させていただいた「こだまのどら焼」本店です。
仙台市内の公立小中学校の入学式延期により、紅白餅を納品する予定だったこちらのお店も多大な影響を受けました。私が小学生の頃、紅白餅の入ったずっしりと重い箱を受け取ったとき、その特別感に胸が高鳴ったのを思い出します。

今回、そんな何気なくも印象深い一幕すら奪っていったコロナウイルス。今は1日でも早い終息を願う毎日です。

次は高橋アナウンサーです。

出会い

堤 勇高

2020/04/06

今日から新しいお題「出会い」です。

私が最近出会ったのは「MARUMORI-SAUNA」です。先日Live News it!内のコーナーで取材をさせていただきました。

最近ブームになっているサウナ。様々な番組で取り上げられているのを見かけます。
サウナと水風呂で1セット、これを3セット繰り返すと最高に気持ちいい状態になるそうです。サウナ―と呼ばれるサウナ愛好家の間ではこの状態を「整う」というんだとか。

私はサウナ―ではなく、銭湯などに行った際に「あったら入る」程度です。しかし、今回の取材でサウナと水風呂との往復をしているうちに、突然体にフワッとした感覚が……!
これが「整う」ということなのでしょうか?とにかく一言でいうと「気持ちいい」に集約されます。

後程調べてみると、どうやら私が到達したのは「整う」の一歩手前?くらいみたいです。真の「整う」はもっと深~いリラックス状態になるそうです。惜しい!!

さて、私が「整う」の一端を味わった「MARUMORI-SAUNA」。キャンプ場の中にあり、水風呂の代わりに目の前を流れる川に入るというダイナミックなサウナです。この時期の川は今まで私が浸かった水の中で間違いなく1番冷たかったのですが、もしかしたらサウナと水の「温度差」も私を「整う」に導いてくれたのでしょうか?

今回はそんな丸森サウナの「リビング」の写真を載せました。サウナ後などに休憩するためのスペースなのですが、インテリアやクッションが本当におしゃれで、モデルルームのよう。そのほかの設備もおしゃれな内装で、こだわりを感じます。サウナ後の体のフワフワと部屋にあるハンモックのゆらゆらが最高にマッチしていました。

この出会いの季節に、「また行きたい場所」が一つ増えました。
次は、先日街を歩いていたらばったり出会いました、下山アナウンサーです。

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