アナ・ログ

お腹いっぱい食べたい!「秋の味覚」

堤 勇高

2019/10/28

「食欲の秋」といいますが、幼いころの私にはいまいちピンときませんでした。
私の食欲が秋に限った話ではなかったというのももちろんなのですが、もっとも大きな理由が秋に旬を迎えるもの、つまり「秋の味覚」のラインナップです。

まずはキノコ。
小さい頃の私はキノコ全般が苦手でしたので、心が動きません。

続いてサンマ。
今でこそ「大根おろしと醤油で食べたい!」なんて思いますが、当時の私には魚の美味しさがあまり分かりませんでした。そもそも焼き肉より焼き魚の方が好き!という子どもは珍しいかもしれません 笑

そしてサツマイモ。
嫌いではありませんでしたが食べて感動するような印象はありませんでした。今はサツマイモや栗の優しい甘さもいいなあと思えるのですが…。

他にも秋の味覚はたくさんありますが、どれも少年時代の私にとって「食欲の秋」を想起させる決定打にはなりませんでした。
そんな子供の頃のイメージを引きずったまま何となくここまで来てしまったのですが、先日、ついに決定打に出会いました。

はらこ飯です!
亘理周辺の誇る秋の味覚であり、鮭好きでイクラ好きの私にとって夢のような一品です。
先日、偶然亘理周辺で昼食をとる機会があり、時期だからということで念願の「本場の」はらこ飯を食べることに!

偶然に感謝しながら一口目を口に運ぶと……
イクラのうま味と鮭の身のうま味、炊き込みご飯のうま味が3つ合わさり、ただのイクラ丼や炊き込みご飯では感じられない幸福が!
今後は「食欲の秋」や「秋の味覚」では真っ先にはらこ飯を思い浮かべる人間になりそうです 笑

写真はもちろん、そのはらこ飯です。
イクラ、キラッキラでした!

続いては飯田アナウンサーです!

コーヒーの話

堤 勇高

2019/10/10

基本的には冬でもアイスコーヒー派です。
ブラックからカフェオレまで、コーヒー類は全部好きなのですが「アイスで」と決めています。

理由の最も大きなものがホットコーヒーを飲んだ時の喉のイガイガです。なぜかはわかりませんが、ホットコーヒーを飲んだ時だけ、喉に違和感を覚えます。アイスコーヒーではその症状が出ません。
おそらく自分の体質か、または気のせいなのだと思うのですが、そんな理由からアイスコーヒーばかり飲んでいるうちに、アイスコーヒーが大好きになりました。

以前冬に実家に帰った際も、私がアイスコーヒーを飲もうと冷蔵庫から氷をグラスに入れていると
「あんたの帰省にあわせて、この時期はほとんど作らないのにわざわざ氷を作った。」
と言われました。冬場のアイスコーヒーがマイノリティーなのだと改めて知らされた出来事でした。

とあるコーヒー通によれば、アイスコーヒーは邪道なんだとか。氷が入っているので、味も香りも薄まってしまうからです。理屈ではわかるのですが、私は理屈を超える信頼をアイスコーヒーに置いているんだと思います。

これからも年中アイスコーヒーの予定なのですが間もなくやってくる「敵」が、宮城の冬。寒さが私のアイスコーヒー愛を上回るかも?と今から心配しています(笑)

写真は先日群馬に帰省した際に食べた「水沢うどん」の写真です。
讃岐・稲庭に次ぐ「日本三大うどん」として有名です。
(3つ目に何が入るかについては、諸説あるそうですが……)

このアナ・ログを書きながら気づいたのですが、コーヒーのみならずうどん・そばも「冷やし」派でした。全体的に冷たいものが好きなのかもしれません。

次は、金澤アナウンサーです。

ショックだったこと

堤 勇高

2019/09/17

つい先日の出来事です。

その日は友人と夕飯を食べながら楽しい時間を過ごし、上機嫌で家まで歩いて帰りました。異変に気付いたのはエントランスに入ろうとカバンのポケットを確認したときです。

カギがない!

夕飯を食べたお店に家のカギを落としてきてしまいました。「床にカバンを落としたときか!」と原因が分かったところで時すでに遅し……。
エントランスはオートロックになっていて、カギがなければ中に入れません。しかし家についた頃にはそのお店も閉店時刻から随分と経っており取りに戻ることもできません。

住人を前にピクリとも動かないエントランスのドア。
仕方がないので他の住人の方が出入りするのを1時間ほど待って何とかエントランスを通過。

しかし、次に待つのは自分の部屋のカギ。
こればかりは本当にどうしようもなく、あきらめて業者を呼ぶことに。

ほどなくしてカギは開き、カギがないことが発覚してからおよそ3時間かかりつつも待望の自室にたどり着きました。
しかし同時にダメージも大きく中でも財布へのダメージが甚大。
予想外の出費と、それを引き起こした自分に大ショックを受けました。

写真は先日塩竈市内で食べた海鮮丼です。
当時の私はまさか数日後に家のカギを落とすなんて思いもせず、ちょっと豪華なメニューを頼んでいました(笑)

次は、牧アナウンサーです。

9月10日は牛タンの日

堤 勇高

2019/09/02

9(きゅう)と 10(テン)の語呂合わせで牛タンの日。

記念日の由来には牛タンの日のように語呂合わせからくるもの、歴史上の出来事からくるものなど様々なものがあると思います。

「語呂合わせ」パターンの記念日を調べてみると、9月10日は他にも「車点検の日」なんだそうです。
「く(9)るまてん(10)けん」の語呂合わせです。

「歴史上の出来事」パターンでは1960年にカラーテレビの本放送が開始されたことから「カラーテレビ放送記念日」。
1973年に「屋外広告物法」改正法案が可決成立したことから「屋外広告の日」などなど。

さらに一か月前にさかのぼった8月10日にはハトの日、帽子の日(ハットの語呂合わせ)、焼き鳥の日など語呂合わせパターンの記念日がたくさんありました。

これほど記念日が乱立しているとなると2月23日を「堤の日」に!ということすら可能な気がします。とりあえず2月23日は何の記念日なのか調べてみると……
風呂敷の日:包み(つつみ→223)の語呂合わせから
すでに先を越されていました(笑)
(もちろん「堤の日」はありませんでした。)

写真は先日大阪で食べた牛ハラミの写真です。
ジューシーですが脂っぽくなく、まさに「いくらでも食べられる」一品でした。
牛タンもハラミも、たとえ記念日ではなくとも、お肉は食べたくなってしまいます(笑)

次は高橋アナウンサーです。

ちょっとラッキーなできごと

堤 勇高

2019/08/29

から揚げが大好きです。
なんでプロフィールの「好きなもの」の欄に書かなかったのか、不思議なくらい好きです。

お弁当屋さんで昼食を買うときには、から揚げ弁当を注文することも多いのですが、その日もから揚げ弁当を注文すると、
「から揚げ、ちょっと小さめだったので一つ追加しておきました!」
4個入りのから揚げが5個入りに。から揚げ好きの私にとってはちょっとうれしい出来事です。思わず心の中で「ラッキー!」とガッツポーズをしながら弁当を受け取りました。

帰り道「こんなこともあるんだなあ」と考えながら歩いていると、
ん?待てよ?
から揚げが5個入になったのは、サイズが小さかったから。
ということは「数」は増えても「量」は同じなのでは?

冷静になれば当たり前の話なのですが数だけにつられ、とっさに「ラッキー!」だと思ってしまうあたり、この対応、お店のねらい以上の効果です。

「朝三暮四」という言葉がぴったりな出来事。この言葉のもとになった故事もまさに同様の話だったような……笑

とはいえ「ラッキーだ」と感じやすいのは良いこととも言えます。
今回のアナ・ログで長所が一つ見つかりました。ラッキーです笑

写真は先日飛行機に乗った際に窓からとった写真です。
細かく波立った海が、夏の日差しを受けてキラキラしていました。

今回のテーマはこれにて終了です。
明日から新しいお題、寺田アナウンサーからスタートです!

ヒヤッとする怖ーい話

堤 勇高

2019/08/01

今日から新しいテーマ、「ヒヤッとする怖―い話」です。

霊感ゼロ、霊体験ゼロの私ですが、恐ろしくヒヤッとした経験はあります。それが、人生で初めて足を縫った時の話です。

大学時代、飲食店でアルバイトをしていました。ある日、ランチでにぎわう忙しい時間帯に皿洗いをしていた時、手が滑ってガラスのお皿が足元へ!
パリンッ!という音がした後、右足に輪ゴムで弾かれたような感覚がして、目を落としてみると「ピューッ」という表現がぴったりの様子で出てくる血!
あっという間に自分の靴下、靴、そして周辺の床まで広がっていく血!
それを見ていたバイト仲間の顔から引いていく血の気!
割れた皿の破片が、靴を突き破って刺さったのです。あまりの出血量に、かなりヒヤヒヤ。

更に急いで病院へ向かうと……
まずは麻酔をということで傷口に刺される注射針!釣り針のような形の針で、傷口の縫合!麻酔も縫合も人生初めての私。未知の体験にここではヒヤヒヤというよりゾッとしました。

完全に自業自得ですが、ヒヤヒヤするやらゾッとするやら、その日はとんでもない1日となりました。皆さんも皿洗いをするときは、くれぐれもお気を付けください。

写真は東北・みやぎ復興マラソン応援番組「かける!」のロケで撮った一枚。この日お邪魔した菓子店「風月堂」さんで頂いた「源氏ボタルアイス」です。この日はヒヤッとどころかかなり暑くて、一段と美味しく感じました!

そしてそして!
8月9日公開の映画「ONE PIECE STAMPEDE」で海賊たちの歓声やヤジ、声援(などなど)で出演させていただきます!いわゆる「ガヤ」としてではありますが、もし劇中で思い出したら意識を向けてみてください(笑)

お次は下山アナウンサーです。

夏休みに行きたい場所

堤 勇高

2019/07/24

パッと思い浮かんだのは北海道です。小学生の頃に一度行ったことがあり、とてもいい思い出になっています。といっても食べ物の思い出がメインで、完全なる「花より団子型」の思い出です。

そんな私が覚えている数少ない「風景」の中の一つがなんでもないただの砂利道の風景です。
北海道らしい長く伸びる砂利道で、両側は草むらでした。生えている草は大人の腰くらいまで高さがあった気がします。
その道の先でビデオカメラをかまえる父。私と妹は「向こうから走ってこい」との指示をもらいました。父の好きなドラマ「北の国から」を再現すべく、私と妹に「純」と「蛍」の役をさせようとしていたのです。
合図をもらって父のいるほうへ走る私と妹でしたが、走り終わった後、父からダメ出しが!
「最初は歩いて、少ししたら純が蛍にいたずらをして、そこから追いかけっこが始まるんだよ」
私たちは「走ってこい」とだけ言われたはずなのですが……笑

あれから十数年。
今は車を運転できるので、広い北海道の地を自分の運転でドライブできます。お酒も飲めるようになったので、北海道限定のビールも飲んでみたいです。
そして新幹線1本で行けるような便利な時代になりました。自分自身関東から東北へと、住む場所が北海道に近づいています。北海道に呼ばれている気がしつつ、現段階でまだどこにも出かける予定がないこの夏です。

写真は、先日行った鬼首の「地獄谷」の写真です。「温泉卵」が作れると聞いていたのですが、うっかり卵を忘れてしまいました。
「また来いよ」と呼ばれているのかもしれません。

次は、飯田アナウンサーです!

七夕

堤 勇高

2019/07/04

「仮面ライダーになれますように」
自分が書いた短冊の中で唯一覚えているものです。といっても当時の自分は幼稚園生だったので、母に代筆してもらいました。
小学生の頃にも短冊を書く機会はあったはずなのですが、何と書いたかどうにも思い出せません。おそらく「サッカー選手になりたい」あたりだろうと思います。

残念ながら、仮面ライダーにはなれませんでした。おそらく代筆してもらったのがいけなかったのだと思います(笑) サッカー選手にもなりませんでした。こちらは自筆のはずなので、単に努力の問題だと思います。

数年前、そんな短冊の「色」にそれぞれ意味があるのだという話を聞きました。いわゆる「五色(ごしき)の短冊」。七夕のあの歌にもでてきますよね。五色とは青、赤、黄、白、黒の5つを指すそうです。
調べてみると青は人間力について、赤は先祖や家族への感謝、黄色は友情や信頼ついて、白は規則や決まりごとについて、黒は学業についてといった意味があるようです。
なので、本来は願い事をそれに沿った色の短冊に書くものなんだとか。当時の自分は派手さに惹かれて、金の折り紙で作った短冊に書いていました…。

今や「五色」にのっとって書いている方、どれくらいいるのでしょうか。
七夕が「お星さまキラキラ」だった記憶もありません。今年こそ晴れますように。

写真は先日行った「読み聞かせキャラバン」の様子です。幼稚園や保育園に伺い、減災絵本(災害時にとるべき行動を学べる絵本)を読み聞かせしたり、みんなでジュニ君と一緒に「ジュニ体操」を踊ったりする活動です。子どもたちは私の質問に常に全力で答えてくれて、元気を分けてもらうことができました!この子たちは短冊にどんなことを書くのでしょうか?

お次は金澤アナウンサーです。

温泉

堤 勇高

2019/06/21

6月26日は「露天風呂の日」。

温泉全般大好きな私ですが、露天風呂はその中でも特に好きです。とりわけ、夜の露天風呂。

温泉に入りながら夜景を見たり、星空を眺めたりすると本当にいつまでも入っていられるような気がします。小さい頃は湯船に5分も入っていられなかった自分にとって、成長を感じる瞬間でもあります。

中でも大学時代に友人3人と行った、奥飛騨にある旅館の露天風呂が忘れられません。露天風呂自体は大きいものではありませんでしたが、山の中だけあって星空がきれいでした。
さらに、露天風呂の明かりは自分でつけたり消したりできるシステム。試しに周辺のすべての電気を消してみると…
まさに、満天の星空!
電気をつけている時と比べて3倍以上の数の星が空を埋め尽くしていました。奥飛騨の涼しい空気と温泉の温かさと、圧巻の星空。もう一度行きたい温泉の一つです。

一方、露天風呂でまだ成し遂げていない「夢」があります。

「雪の降る中、露天風呂に入りながらお酒を飲む」です。大人の温泉の楽しみ方として、ずっと憧れをもっています。冬の露天風呂、お盆や桶にのった徳利とお猪口、景色を見ながらの一杯。漫画やアニメに出てきそうなお約束的光景ですが、自分はこれまでなかなか機会に恵まれず…

しかし調べてみると実際にそのようなサービスをしている旅館はいくつもあるようで、このアナ・ログ執筆を機に、夢に一歩近づくことができました。

写真は先日行った仙台市内の温泉で撮ったものです。カメラアプリを使って「映え」を狙ったのですが、結果はご覧の通りです(笑)
「露天風呂に入りながら日本酒」は未経験ですが、「風呂上がりのコーヒー牛乳」も格別ですよね。

次は寺田アナウンサーです。

大切な場所

堤 勇高

2019/06/18

ズバリ、家です。

「『大切な場所』で選ぶのが家?」と思う方もいるかもしれません。

私が極度にインドア派や出不精というわけでもありません。
むしろどちらかというと出かけるのは好きなタイプです。

しかし、日々の生活において家はとても大切な場所だと思います。

仕事から帰ってきた後、ゆっくりとくつろいだり、ボーっとしながらお風呂に入ったり、次の日にそなえて眠ったり………。

携帯電話で例えるなら「充電」の部分で、家はかなり大きな役割を果たしていると思います。

とはいえ、普段から当たり前にある「家」の大切さを感じる機会はあまり多くありません。
自分もつい最近まで家について特に考えたことはありませんでした。

しかし宮城に引っ越してきたとき、最初の一週間ほどは新しい家への違和感を強く覚えました。
今まで住んでいた家と、壁や床、間取りなど何から何まで違うので、当たり前の話ではあるのですが………。

さらに新居の「見た目」以外で一番記憶に残っているのが「におい」です。

外から帰ってきて玄関を開けるとすぐに感じる新しい壁紙のにおいや微かな薬品のようなにおい。
嫌なにおいというわけではないのですが「自分の家」という感じはしませんでした。

そして、現在。

新居にもすっかり慣れて、家は私の生活におけるまさに「ホームグラウンド」になりました。

家でしっかりと「充電」して、日々の仕事をより一層頑張っていこうと思います。

写真は「おもしろいし市場」に行った時のものです。
実は、私のニュース読みが初めてオンエアされた日(いわゆる「初鳴き」のとき)の内容がこの「おもしろいし市場」オープンのニュースでした。
私のアナウンサー人生において間違いなく大切な場所なので、これは行くしかないと思い、車で行ったのですが

途中で大渋滞につかまり、わずか数分の差で営業時間に間に合わず………。
営業時間を調べていなかったため、間に合わなかったことに気づいたのも建物の前に立った時でした……。

次はもっと早くに出発することを誓いつつ、訪れた証拠にと、この写真を撮りました。

今回のテーマ「大切な場所」はこれにて終了です。
明日からは新しいテーマ、下山アナウンサーからスタートです。

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