アナ・ログ

水のこだわり

堤 勇高

2022/08/03

正直なところ、水にあまり強いこだわりはありません。水道水も、ペットボトルの水も、ガブガブ飲みます(笑)
そんな私が、以前水を選ぶ際にこだわっていたのは硬度です。絶対に軟水を選んでいました。

理由は単純に味です。
軟水は飲んだ後口の中に何か残る感じはしません。一方で硬水は飲んだ後に口の中に独特の風味が残る気がします。

水を飲んだ後は口の中が「無」であってほしい私としてはこの硬水の風味があまり得意ではありませんでした。風味以外にも体に及ぼす効果の違いなどあるそうなのですが、幸か不幸か、それを感じられるほど繊細な体を持ってはいません。

大学の卒業旅行で海外に行ったとき、旅行先は硬水が一般的な地域で苦労しました。売っている水、レストランで飲む水、ほぼすべてが硬水で「やっぱり自分にはしっくりこないなぁ……」と思いながら飲んでいました。

ただ、人間の体は不思議なもので、硬水を数日も飲み続けていると、あの苦手だった風味が全く苦ではなくなっていました。「結局こだわりじゃなくて慣れじゃないか!」と自分に突っ込んだのも一つの旅の思い出(?)です。

写真は先日人生で初めて食べたイカ墨パスタの写真です。
ちなみにパスタを茹でるときは硬水の方が麺にコシが生まれて良いそうです。

次は梅島アナウンサーです。

夏休み!

堤 勇高

2022/07/20

私の中には去年あたりからひそかに練っている夏休みの計画があります。
それは「バイクに乗って海沿いを走りながら旅行する」です。

とはいえ、バイクは持っていませんし、バイクの免許すら持っていません。
今あるのは熱意と妄想と憧れだけです。

海沿いの気持ちいい風を感じながらバイクを走らせ、各地の名所や名物を楽しむ旅。
……をイメージしながら過ごす今年の夏休みとなりそうです。

バイクに乗って風を感じた経験はこれまでもあります。
大学時代、ほんの短い間だけピザ配達のアルバイトをしていました。
その際は原付の2輪や3輪に乗って都内の風を感じていました(笑)
当然スピードは普通のバイクに遠く及びませんが、暑い日も運転中は少しだけ暑さを忘れられた記憶があります。

もし中型や大型のバイクを運転できたなら、さらに海沿いを走れたなら、「ピザ配達」の比にならないほど爽快な風を感じられるのではないかと思います。

考えれば考えるほどチャレンジしたくなる海岸ツーリングですが、まずは免許を取るところから。
もし免許をとっても、そのあとはバイクの購入が必要です。
貯金することなどを考えると……来年、いや再来年あたりに達成できていれば御の字かもしれません……。

写真は夕暮れに会社で撮った窓の写真です。
右に見える「旧勝山館」と左に見える道路は本来の景色、中央は左の景色の反射です。
夏本番が近づいて、夕方でも明るくなり、こんな不思議な窓が誕生しました。

次は千坂アナウンサーです。

宮城の魅力再発見

堤 勇高

2022/07/06

「新鮮でおいしい海のものが気軽に食べられる」
海なし県で生まれ、お刺身はじめ魚介類が大好きな私にとって宮城で食べる海鮮は本当に魅力です。
(もちろん内陸に輸送されてくる魚たちもおいしいものはたくさんあります!)

正直そんな恵まれた環境に、少し慣れてきてしまっていた今日この頃。
美味しい魚介類が日常の一部になっていました。ありがたいことです。

そんな中、先日知り合いから新鮮なカツオの刺身をもらいました。
その日の朝水揚げされたばかりだという、生カツオです。
テンションが上がり、チューブのショウガやらニンニクやらを買って帰りました。

そのカツオが悶絶するほどの美味しさだったのは言うまでもありません。
赤身感のあるさわやかな味、その中にも感じる脂のり、口いっぱいに広がるうま味。
途中登板の薬味たちも大活躍です。

カツオに限った話ではありませんが、こうして海の幸を新鮮なまま、しかも漁港や市場まで行けば比較的安く食べられるというのは、やはり宮城の大きな魅力だと改めて感じた瞬間でした。

……玉ねぎスライスを買っていなかったことが今思い出しても悔やまれます。

さて、写真はそのカツオ!といきたいところでしたが、写真のことをすっかり忘れて食べてしまったという事情がありまして……昔撮ったお刺身の画像です。
奥にカツオのたたきがあります。
今回は刺身でしたが、シーズン中にたたきも食べたいです。

次は梅島アナウンサーです。

贈り物

堤 勇高

2022/06/14

子どもの頃は手渡しが大半だった贈り物の「贈り方」。
遠くに住んでいて直接渡せないようなときも、お店に買いに行き、それを宅配便で届けるという手順を踏んでいました。

インターネット通販を使えるような年齢になると、ネット上で買って、贈る相手の住所などを聞いてお届け先をその住所にする方法が増えました。
もちろん、直接渡すのが難しい場合の話です。

そして昨今「ソーシャルギフト」なるジャンルが生まれていることを、今回のアナ・ログを書くにあたって知りました。

ソーシャルギフト、訳すと「社会の贈り物」ですが、決して社交辞令で贈るプレゼントというわけではありません。
ソーシャルは「ソーシャルネットワークサービス(SNS)」のソーシャルから来ているとのこと。
つまりSNSを介して贈るプレゼントということです。

SNSのアカウントで繋がってさえいれば、相手の住所や本名、顔すら知らなくても手元にプレゼントを届けられるそうです。
なんとも最先端な手法だと感じます。

贈る側がソーシャルギフトを取り扱うサイトでプレゼントを購入、SNSを通じてURLを送り、受け取る側がそのURLから住所などを入力してプレゼントが宅配されるという流れのようです。

思い起こせば、私もソーシャルギフトをもらったことがありました。

数年前の私の誕生日、友人からLINEスタンプをもらいました。しかも共通の友人の写真のみで構成された、オリジナルのスタンプ。
ザ・内輪ネタという感じでしたが、ソーシャルギフトだからこそ気軽に贈れてクスッとくる、ある意味印象の強い贈り物でした。

ソーシャルギフトの普及で誰かに贈り物をするというのがどんどんと気軽になるのは良いことだと思います。

さて、今回の写真は何のひねりもない眼鏡の写真です。
ここ数年で少しずつ視力が落ちてきたため、25年間裸眼を貫いてきた私がついに買った人生初眼鏡です。
日常生活に支障はないのでかける状況は限られますが、かけると見え方がかなり変わるので感動しました。
ある意味今まで裸眼で戦ってきた目への贈り物です。

次は伊藤アナウンサーです。

今〇〇に夢中です

堤 勇高

2022/06/03

「夢中」というには2、3歩足りないのですが……

長らく苦手意識を持っていたウイスキーが飲めるようになりました。

これまでの人生の中で私が苦手だと感じていたお酒は二つ。
一つが日本酒で、もう一つがウイスキーでした。

日本酒については、宮城に来てから美味しくて飲みやすい日本酒にたくさん出会うことができ、早々に克服していました。
一方でウイスキーについては、宮城に来てから美味しいと評判のものや飲みやすいと評判のものを飲む機会があったのですが、苦手意識は治らず……

ウイスキー愛好家が好むであろう香りの部分がどうも合わなかったのです。
コークハイボールやジンジャーハイボールなども、少し香りがするだけでダメという、ピーマン嫌いの子供のような状態でした。

さて、コロナが流行し、お店でお酒を飲む機会はグンと減り、もともと家で頻繁にお酒を飲むわけでもなかったので「いつの間にか1か月飲んでいなかった」なんてこともしばしば。

そんな中、久々にお酒を買って帰ろうというタイミングで目に留まったのがハイボールでした。
全く根拠はなかったのですが「しばらく飲まなかった今ならいける!」という謎の自信のものと缶のハイボールを購入しました。

その自信は帰宅後確信へと変わりました。
あれだけ苦手だった香りもイヤじゃない!と思えたときの空が晴れ渡っていく感じ……さすがに大袈裟ですね。
それが確か半年ほど前の話です。
以来、ビールを買う頻度よりもハイボールを買う頻度の方が多くなっていて、すっかり「一杯目」のトップ候補群に。
この先もっと活発に出歩けるようになったら、過去に美味しさを堪能することができなかった「良いウイスキー」にもチャレンジしていきたいと思っています。

写真は、以前飲んだ評判の高いウイスキーを探しましたが……残念ながら見つからず。
遡って最も新しく撮ったと思われるお酒の写真「松島ビール」です。
ハイボールが飲めるようになったといえど、ビールも捨てがたい!
(最新のものですらコロナ感染拡大する前、つまり3年ほど前というのが驚きです)

次は千坂アナウンサーです。

理想の休日

堤 勇高

2022/05/13

休日、どうしても起きるのが昼の12時前後になってしまいます…。
前日の夜にどれだけ決意を固くしても、目覚ましをしっかりとセットしても、結局起きるのは昼です。目覚ましはいつの間にか解除されています。

「休む日」と書いて休日なので、体が満足するまで休んでいる今の状況は間違いというわけではないと思うのですが、平日にできない活動をするというのも休日の醍醐味ですよね?

ということで私の理想の休日は「少し遅め(10時くらい)に起きる休日」です。
休日をフルに楽しんでいる人たちの話を聞くと、やはりそれくらいの時間に起きている人が多いようなので、私もその人たちに倣おうという算段です。
自分で書いていて情けなくなるような低い理想です。理想の休日という話題フォーカスされるのは一般的に「何をするか」の部分だと思います。

とはいえ、現実をしっかり見て、「何をするか」の理想はしっかり狙った時間に起きられるようになってから設定するということで…。
きっと10時に起きられるようになれば、県内様々な名所を巡ったり、気になっているイベントに出かけたりできるはずです。それが少し遠い場所にあっても、堪能するのに十分な時間はとれるはずです。

現状、正午前後に目が覚め、「早く起きようと思っていたのに」と打ちひしがれ、いろいろと準備し、ようやく出かけて、目的地についた頃には日が傾き始めている……というのが定番になっています。

真に理想の休日へ近づくための起床という一歩、果たして踏み出せる日は来るのか !?
乞うご期待です。

写真は先日取材した「デコトラ」の画像です。
今まであまり知らなかったデコトラの世界、装飾の豪華さが際立つ日中と、電飾の美しさが魅力的な夜、二つの楽しみ方があり、非常に勉強になりました。

次は寺田アナウンサーです。

好きな言葉

堤 勇高

2022/04/18

社会人になると、好きな言葉を聞かれる機会がほぼないのだと、今回のテーマを見て感じました。

小学校などでは道徳の授業で必ずと言っていいほど聞かれていた気がします。
また、大学生になると就活の時期に何度も聞かれた記憶があります。

ちなみに大学時代、好きな言葉を聞かれた際は「No pain, No gain」と答えていました。
「痛みなくして得るものはない」といった意味になります。
あらためて書くとなんだか気恥ずかしいですが……笑

この言葉に最初に出会ったのはいつだったか、本だったか映画だったかも正直定かではありません。
ただ、この言葉を知った当時の私はその意味に感銘を受けたことと、語感が非常に良かったことが相まって、非常に印象に残った言葉だったのは覚えています。

言葉を扱う仕事をしている身ながら、大したストーリーがないのもまた恥ずかしいです笑

とはいえ、特に就活中、困難やしんどい場面に出くわした際、この言葉を胸に頑張っていました。

思い起こせば最近、この言葉で自分を奮い立たせる場面がありませんでした。
(決して最近頑張っていないとか、そういう意味ではありません)
4月から4年目、学生時代の自分に力を借りるつもりで、「No pain, No gain」の精神で若々しく頑張ってまいります。

写真は先日、ホームページ用の写真を撮影した時のものです。
1年目に撮っていただいてからはや3年。
こういったカッチリした写真に写るのはいまだに大の苦手です。

次は梅島アナウンサーです。

春です

堤 勇高

2022/03/30

目のかゆみ、鼻づまり、くしゃみで春の訪れを感じる今日この頃です。

先日ふと家電量販店に行った際、大々的に「新生活コーナー」が展開されていました。洗濯機や一人用の冷蔵庫、電子レンジなどが並べられた一角。4月から大学に通うであろう何人かの若者が親と家電を見繕っている様子にも春を感じました。

私が今使っている家電も大学入学の際に買ったものです。かれこれ7年近く使っていることになります。
家電の寿命は何となく10年と思っていましたが7~8年とされる家電が多いようです。そうなると今私の使っている家電たちはそろそろ調子が悪いものが出てくるかもしれません。

「家電は一つ壊れると一気に他も壊れる」という言い伝えのようなものもあります。私の場合すべてを同時に買ったので壊れるタイミングが同時なのもある意味当たり前かもしれません。
今後数年以内にそれなりの出費があることを覚悟しなければ…。

さてそんな家電購入時の私を思い返すと、大きさや値段のほかに、スペックを徹底的に調べ、比較していた記憶があります。
この冷蔵庫はどこにどれくらい物が入れられるのか?
この洗濯機は乾燥機能がついているのか?
この炊飯器と別の炊飯器、どちらがよりおいしくご飯を炊けるのか?
少しでも良いものを、かつ予算以内で。
一生使うのか?というくらい時間をかけました。

現在その家電たちは見事に活躍し、不満もほぼありません。不満がないというのも、家電に対しての現在の価値観が「冷えればいい」「洗えればいい」「炊ければいい」になってきているからです。あれだけ比較に比較を重ねた当時の私とは別人のようです。

これから初めての一人暮らしを始める皆さんにはぜひ参考にしていただければと思います。タイミングとしては手遅れだとは思いますが……(笑)

さて、写真は先日いただいた海鮮ちらし弁当の写真です。見た目も味も華やか、海なし県生まれの私にはもったいないくらい(?)の一品でした。

次は佐藤アナウンサーです。

東日本大震災11年

堤 勇高

2022/03/15

東日本大震災の発生から11年。
私にとっては仙台放送のアナウンサーとして3年目の3月11日です。

先日、震災についてのニュース企画を担当しました。津波で大きな被害を受けた雄勝の若手硯職人を取材し、伝統の継承について伝えるニュースを放送しました。

私は入社1年目の夏ごろにも一度雄勝石の取材をしたことがありました。ニュース番組ではありませんでしたが、今回と同様に硯の工房にもお邪魔し、製作過程も見せてもらいました。
その取材から今回まではおよそ2年半ですが、今回の取材で驚かされたのが風景の変化です。私の知っている雄勝は震災後の姿のみですが、1年目で取材した時の記憶にある硯工房が、今回の取材で雄勝に到着した際に全く見つからなかったのです。

職人の方に案内いただき、ようやく見つけることができましたが、当時の記憶と合致するのは工房の敷地内の景色のみ。周辺については全くと言っていいほど記憶と違っていました。
海沿いのかさ上げされた土地から少し下ったところに、埋まるように建っていた工房。
逆に考えれば一帯のかさ上げ工事などの復興事業がこの2年あまりでどれほど進んだのかを実感した出来事でした。

11年という年月が経ちましたが、その最近の2年でも大きな変化がある被災地、復興はまだまだ続くとともに、続いていかなければいけないと感じます。

写真はその雄勝硯取材の際に撮影した巨大な硯。雄勝硯伝統産業会館に展示されています。この写真の角度では伝わりづらいですが、縦方向の長さは人間と同じくらいあり、雄勝石の重厚感がより迫力をもって伝わってきました。

次は伊藤アナウンサーです。

卒業あれこれ

堤 勇高

2022/03/01

卒業式のクライマックスと言えるかもしれません「卒業ソング」。

私は小・中学校ともに「旅立ちの日に」でした。
同年代の人とは大体、パート分けを含めて合唱ができるとおもいます。

卒業式に歌う歌として「旅立ちの日に」が爆発的に広まり、かつ定着したあたりの年代だと勝手に思っています。

一方で「仰げば尊し」や「蛍の光」を歌ったことがなく、歌えと言われても歌えません。

「旅立ちの日に」の以降の新卒業ソングとして「3月9日」はかなり有名ではないでしょうか?
レミオロメンが歌う、切なくも温かい曲です。

私が小学生の頃、レミオロメンの大ヒットシングル「粉雪」のカップリングに入っていた「3月9日」の再録版が私にとって初めての「3月9日」でした。

そこからこの曲が大好きになり、中学に入ってからも定期的に聴くほどでした。

高校の頃、「3月9日」が卒業式で歌われる曲の一角を担っていることに気づきました。
他の市から同じ高校に通う人たちの中に、卒業式で「3月9日」を歌った人が一定数いたからです。

合唱での「3月9日」、あまり聞いたことがないので判断ができませんが、
レミオロメンの醸し出す切なさを合唱形式で出すことができるのでしょうか……?
いつか聴いてみたいです。

写真は合掌造りで有名な白川郷です。
学生の頃に岐阜に旅行に行き、撮ったものです。

先日、大雪のニュースで白川郷の映像が流れていたのを見て、ふと思い出しました。
これを撮ったのは確か夏ですが、やはり冬の、特に雪となると印象が全く違うのだと驚きました。

次は牧アナウンサーです。

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