アナ・ログ

スタミナ源

金澤 聡

2016/07/25

「あなたが落とした斧は、この銀の斧か、金の斧か、それとも…」


写真は、沼の神様が出てきそうな雰囲気がありますが、
そんな童話がスタミナ源というわけではなく、
前置きが長くなりましたが、
休日にこんな自然のあるところでデイキャンプをするのが、『スタミナ源』です。


朝早くからキャンプ場に行き、リビングテントを張って、
BBQをして、子供たちとキャッチボールしたり、探検したりすることで
スタミナが湧いてきます。
内側からエネルギーが溢れ出るような感覚です。
私が、田舎育ちだからかもしれませんが…。


最近は、キャンプに行くたびにアウトドアグッズが欲しくなり、
ショップに行くだけでスタミナが湧き、財布が軽くなっていきます。


「おまえがキャンプ場で落としたのは…」とアウトドアの神に聞かれたら、
間違いなくこう答えます。

『ストレス』と『お金』です。


次回は、柳沢アナウンサーです。

夏の楽しみ

金澤 聡

2016/07/06

夏に好きな音があります。
セミの抜け殻を踏んだときの音です。

カシャ、パリッ。

小学生の時、友達とセミの抜け殻を集められるだけ集めて、
その上を自転車で通ります。

パリパリッ、カシャ、パリ。

乾燥した音が心地よかったのを覚えています。

小さい頃は、アブラゼミの姿に恐怖を抱き、
成虫を捕まえるのは決してしませんでしたが、
抜け殻にはあの音があるので相当愛着を持ちました。
夏の楽しみでした。

いまでも子どもたちが手にいっぱいに抜け殻を持ってくると、
踏みたい衝動に駆られます。笑
ひとつだけもらって、密かに踏んであの音を
ひとり楽しんでいます。

セミの鳴き声で夏を感じるのではなく、
私は、『カシャ、パリッ』の音で夏を感じています。


次は、柳沢アナウンサーです。

金澤 聡

2016/06/16

今回のアナログのテーマは、
6月19日が「父の日」ということで、『父』です。


「イクメン」、「パタニティー」などの言葉が流布している昨今、
父親が家事や育児をするのが当たり前のような時代です。

私の父親はというと、団塊世代になるわけですが、
仕事に追われ育児、家事などしている暇などなかったように記憶しています。
我々40代の父親たちは、「イクメン」に相当する人は少なかったのではないでしょうか。


先月、田植えのイベントに参加してきました。
いまや農家はほとんどが機械で植えます。
このイベントは家族みんなで田んぼに入り、手で植えるというものでした。
世代関係なく手植えしながら色んな事を感じられ学べるイベントでした。

田植えの途中で、父親が私にボソッと、
「このイベントを企画立案から実行まで手掛けてきてよかった」と言いました。

「イクメン」からはほど遠い父親が、
こんな家族的なイベントの実務的なリーダーだったと知って驚きましたが、
初夏の薫風がなんとも心地よく、
イベント後に配られたおにぎりがとても美味しく、とても良いイベントに参加出来ました。

秋には収穫祭を行うということで稲刈りをしに行こうと思っています。
秋にまたボソッと収穫祭のリーダーだと告げられるかもしれませんが…笑

次は、牧アナウンサーです。

昆虫

金澤 聡

2016/06/13

我が家では、毎年夏に昆虫を飼っています。
毎年、カブトムシを飼っています。

カブトムシはほぼ買ってきます。
私が小さいときは考えられませんでした。
むしろ私が小さいときは売っていました。
それくらい捕まえていました。

写真のカブトムシは初めて幼虫から育て我が家で羽化したものです。
さなぎから羽化した瞬間は神秘的で感動しました。
あまりに感動したため家で羽化したカブトムシは家族同然の扱いを受けました。
ソファーでくつろぐ始末です。
ペットよろしくしばしば放し飼いもしていました。

当然、カブトムシにも命が途絶える日がきます。
2カ月の短い命です。
動かなくなったカブトムシを実家の新潟まで運び、
庭の片隅に埋めてきました。

今年も夏の2ヶ月間、カブトムシとの同居が訪れます。


次回は、木下アナウンサーです。

癒し

金澤 聡

2016/05/27

先日、自然豊かな場所に行きました。
田植えの手伝いをする約束をしに。

我が家の男子たちの成長とともに、お米の減りが急激に早くなりました。
食育も兼ねて、食べるだけではなく作ることも学ばせようと田植えの手伝いをお願いしてきました。

稲刈りは体験したことがあり、収穫は学びましたが、
米作りのスタートは未知の世界でしょうから、実際に手で植えてみる感覚を学ぶのもいいかと。

訪れたのは、信濃川流域です。
この豊かな水が、日本一の米どころを支え、美味しい米を育みます。

川の流れが響く盆地に、囲む緑の木々。
日々の喧噪を全て吸い込んでくれそうな原風景に癒されました。

今度は、働き手の男子たちとともに、癒しの風景を力に変えて
田んぼに苗を植えてきます。
おそらく、泥遊びに一瞬で変わるでしょうけど…笑


次は、柳沢アナウンサーです。

お母さん

金澤 聡

2016/05/11

結婚式のスピーチの定番といえば、『3つの袋』
「胃袋」 「堪忍袋」、そして、「お袋」


一浪時代も大学時代も親元を離れて暮らして、
これほど母親のありがたみを感じたことはありませんでした。
特に、食事です。

毎日3食、当たり前のように用意してもらえることが
いかに幸せなことか。

上京した当初は、自炊していましたが、
1カ月もたたないうちに、
朝食は摂らなくなり、ファーストフード行脚。

そんな怠惰な食生活を救ってくれたのが、
池袋にある洋食レストラン『ハーイハニー』

同郷の店長が作る野菜多めのランチは当時500円(写真)
日替わりでこの値段とボリュームは、「胃袋」だけでなく
「財布の袋」も助かりました。

10年以上お店に足を運んでいませんが
何故かハードロックが流れる東京の「お袋」の味を
食べに行こうと思います。


次回は柳沢アナウンサーです。

お弁当

金澤 聡

2016/04/15

きょうからアナログのテーマは、「お弁当」です。

入園、入学、そして、入社にともなって、お弁当を毎朝作っている方も多いかと思います。

高校生までは、作ってもらって当たり前と思っていましたが、一人暮らしをして、そして、親になって、お弁当の大変さとありがたみを感じました。

独身時代お昼はほとんど外食。食べたいものを好きなだけ食べ、お腹いっぱいにする毎日。栄養のバランスなど考えず、油ものの食事ばかり…
さすがに体調を崩しました…。

一日3食、ほぼ外食では体は持ちませんでした。食事のバランスの大切さを痛感しました。

写真のような、美味しいお寿司を食べたら、他は野菜多めの食事にする。当たり前のことと言えば当たり前なのですが、病気をしてから、やっと、実践するようになりました。

痛い思いをする前に、自炊したり、お弁当を持っていったりしたら良かったなあと後悔先に立たずです。良い子のみなさん、作ってもらったお弁当は残さず食べましょう!笑

あーそれにしても美味しそうなお寿司だなあ。笑

次は、牧アナウンサーです。

新年度

金澤 聡

2016/04/12

4月で入社して丸20年。
新年度を迎え、アナウンサー歴21年目に突入します。

思い起こせば20年前、色んな人生の道の選択肢がありましたが、アナウンサーとして就職。
当時は、なかなか仕事がうまく出来ずに、毎日自己嫌悪。
自己肯定など到底できず、苦悩の日々。
今でも、完璧に仕事ができたことなどなく、満足いかずに20年。

しかし、考えてみれば、満足することがなく、正解をなかなか見つけることができないからこそ、この仕事を続けてきたのかもしれません。
それこそが、アナウンサーとして働く魅力なのかもしれません。
いつかアナウンサーとしての理想郷に辿り着けるのでしょうか…。

希望に満ちた未来への期待と、新たな一歩を踏み出す不安が同居する新年度の4月。
春の花の香りがほのかにする4月の空気。凛とします。

プロの世界に挑んだ18歳のルーキーは、不安など口にせず『日々研究と勉強です』と謙虚に前をしっかりと見据えています。
歓喜の春は近そうです。
凛とした空気の中、懸命に花を咲かそうとする姿に、心は希望に満たされます。

21年目の春、何か咲きますかね…(笑)

次回は、木下アナウンサーです。

卒業式の思い出

金澤 聡

2016/03/31

「春」
「希望に満ちた春」
「雪の国にも、」 「春は訪れ、」 「きょうは晴れの卒業式」


小学校での卒業式の『別れの言葉』
兄の卒業式のとき、冒頭の「春」を小4のときに担当したのを覚えています。
その「春」を噛まずに良く言えたと、母が褒めてくれました。
まあ、普通は噛みませんけど…笑

その帰り、ご褒美にお寿司屋さんに連れっていってくれました。
まあ、普通は噛みませんけど…何のご褒美か分かりませんが…笑

好きなものを食べて良いと言われ、次々と注文しましたが、
母の財布に、2000円しか入っていないことが発覚!
まあ、アニメのちびまる子ちゃんに似たようなストーリーがありましたが…事実です…笑

早々にお寿司屋さんでのご褒美寿司を切り上げようと、
親方に、汗をかきながらモゴモゴ理由を話して帰ろうとする母に
何故か、申し訳ない気持ちでいっぱいだったのを覚えています。

「春」…、この一言が言えただけでお寿司ですから、なんとなく申し訳なくなったのと、
まあ、「春」一言なら、そのくらいの寿司の量が妥当かと…普通は噛みませんからね…笑

さあ、次回は年度が変わって4月です。
新たなテーマでスタートです!

2016年 ともに

金澤 聡

2016/03/09

震災から5年が経ちます。
節目は単なる時間的な表現であって、ものや心の復興はまだまだ継続していかなくてはいけないと。

ベガルタ仙台の渡辺晋監督は、こんな思いも抱きJ1の2016年シーズンに挑みます。
チームスローガンに『興す』という文字を入れました。
当然、そこには復興の意味も込められています。

前監督の手倉森誠リオオリンピック代表監督は、ベガルタ退任会見で “東北から世界の希望の光になる”とメッセージを残しました。
アジア最終予選のドーハで見事オリンピック出場権を獲得し、さらに優勝まで成し遂げました。

“希望の光になる” この言葉はとても強い、だから、一旦口に出せば、そのプレッシャーは相当なものになると思います。
でも、ベガルタの時も、U23日本代表の時も光になりました。
本当に強く、持ってる監督だと思います。

手倉森誠前監督の薫陶を受けた渡辺監督。
シーズン開幕前に『希望の光になる』と言いました。
サッカーに、チームに、そして、選手やスタッフに真摯に真面目に向き合う渡辺監督が被災地を『興す』、強い決意のシーズンに向かいます。

次は、柳沢アナウンサーです。

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