金澤 聡
2013/10/01
早いもので10月。
木の葉が秋風に舞い落ちる姿を見ると、なんとなく感傷的な気持ちになる季節。
太陽が隆盛を誇っていた8月に、その象徴とも言える「カブトムシ」を今年も飼育しました。
(息子2人のために飼ったのですが、毎日の世話は奥さんが担当しています…)
オスとメスの1匹ずつ飼っています。
お盆前には、メスが産卵しました。
私は幼いころさんざん卵から成虫になる過程をみてきたので驚きませんでしたが、
奥さんにとっては相当神秘的なことだったようで、大変感動していました。
なぜか息子たちは初めての産卵シーンにもかかわらず、極めて冷静でした。
(孵化とか羽化の現象が何のこっちゃ分からんのかも知れませんが…)
そのカブトムシたちも、秋を迎え動きが鈍化してきました。
一般的に成虫の寿命は、1ヶ月。
我が家の虫の王も命のともしびが弱くなってきているのだと思います。
秋にささやく虫の声。
「命には限りがあるからこそ、尊い」
弱々しくなってしまったカブトムシから、生きる強さを息子たちが感じてくれればと思っています。
秋の枯葉は、カブトムシにとっては次の命につながる栄養分。
そう思えば、枯れゆく木の葉もセンチメンタルなものに感じないかもしれません。
次回は佐藤アナウンサーです。