アナ・ログ

出会いました

寺田 早輪子

2018/04/24

「あああああ!小学校、楽しみにしてたんだよー!」

小学校入学式の翌日。新1年生の息子の初めての登校に付き添った私。

校門からその先、教室まで一人で行けるのかしら…と不安を抱く私をよそに、息子は、楽しみでたまらないといった様子で、笑いながら、こう叫んでいました。

校門で、「いってきます!!」と言った後、私を振り向くことなく、一人、ずんずん進んでいく息子の後ろ姿を、頼もしく、そして、ちょっぴり寂しいような、嬉しいような気持で、昇降口に入っていくまで、ずっと見守っていました。

大きなランドセルを背負った息子。
これまでにない力強さと希望をみなぎらせた息子と出会い、私も、母親として一歩ずつ成長しなければと思った2018年春なのでした。

☆写真は…、
満開の桜の中、青空の下での入学式でした♪

アナ・ログ。続いては佐藤拓雄アナウンサーです。

わたしの習慣

寺田 早輪子

2018/04/06

「ママ。いつも、ぎゅーとしてくれたり、抱っこしてくれたりして、ありがとう。」
家族で開いた息子の6才の誕生会。
私からの「お誕生日おめでとう」の言葉に、息子は、こう返してくれました。

思いもよらない感動の「ありがとう」に、思わず、うるうるうる…(;▽;)

私は「ただいま」のあとに、息子を「ぎゅー」っと抱きしめています。
決めごとにしているわけではないのですが、気がつけば、もう毎日の日課になりました。

息子も早いもので、もう6才。
いくつまで、「ぎゅー」をさせてくれるのでしょうか(;▽;)

☆写真は、東京の夜桜です。

アナ・ログ。続いては佐藤拓雄アナウンサーです。

新年度!

寺田 早輪子

2018/03/26

5歳の息子は3月が誕生日。
毎年、同じクラスのお友達に年齢がやっと追いついたと思うと、
すぐに新年度、進級を迎えます。

新年度、息子は小学一年生になります。
真新しいランドセルは、息子が「背負っている」というよりは、ランドセルの方が、息子に「覆い被さっている」ようで、何とも頼りなげ…(^^;)

はしゃぎまわるその様子も、ランドセルの方に振り回されているような印象…(^^;)

ちゃんと登校できるのだろうか。
給食を時間内に食べられるのだろうか。
和式のおトイレをきちんと使えるのだろうか。
階段を転ばずにのぼれるのだろうか。

ああ
…不安は尽きません。

どうか、ケガなく、毎日笑って、過ごせますように。
ママは祈るばかりです。

☆写真は…、
息子が書いた「パパの誕生日会のプログラム」。
「おわりの言葉」のあとに「はみがき」があり、
なぜか「ボーリング」もあります。

アナ・ログ。続いては下山アナウンサーです。

卒業

寺田 早輪子

2018/03/12

この文章が掲載される3日後。
私に、人生初めての経験が待っています。

「卒園生のママ」

卒園式に出席します。
息子がいよいよ幼稚園を卒業します。

号泣、必至。
間違いなく、号泣。

もともと涙もろい私。
30代も折り返しを迎えた頃からでしょうか…。
輪をかけて涙もろくなってしまいました。

息子は、先月あたりから、家でも、卒園式で歌う歌を頻繁に練習しています。
その熱唱を聞くだけで、ボロボロボロボロ…(;△;)

年少クラスで入園した時には、園児と先生だけが乗る幼稚園バスに「ママ~~!」と叫び、泣きながら乗車し、登園していった息子。
あっという間に慣れ、幼稚園に通うのを本当に楽しみにしていました。

3年間で、できるようになったことがいっぱいあります。
あっという間でした。

…などと綴っているだけで、もう、涙が…(;▽;)

ああ
…泣ける。

時が経つのは本当に早いですね。もうすぐ、卒園。
幼稚園の先生方やお友達、支えてくれた家族、助けてくれた仲間に、心から感謝しています。

☆写真は、息子が描いた「ママ」。
何かの間違いでは?と思うほど、おじさんっぽい!?

アナ・ログ。続いては金澤アナウンサーです。

東日本大震災7年

寺田 早輪子

2018/03/05

「語れば語るほど、気持ちを整理できるかと思ったけれど、正直、7年が経つ今も、気持ちはぐちゃぐちゃ。なぜ自分だけが助かったのか…。」

これは、被災地を訪れる人に、震災の経験を語る活動をしている男性から、先月、うかがったお話です。

男性は、2011年3月11日、襲いかかる津波から逃れ、助かりました。しかし、友人やご近所の方々が多く犠牲になり、「なぜ自分だけが」という思いを抱え続けてきたといいます。
それでも、
「災害はまた起こる。その時に備えてほしいから、迷いながらでも、伝え続けたい」、
「津波に流された故郷に、かつて『暮らし』があり、『命』があったことを伝えたいから、語り続けている」と、思いを話してくださいました。

震災で何があったのか、その時の思い、今の思いを語ることで、気持ちを整理できる方と、そうはできない方がいる。

長く時間をかけて、ゆっくりと自分の思いと向き合う方もいる。

7年という時間が経ったから、7年分、みんなが前に進めているわけではない。

「十人十色」という言葉がありますが、あの日、震災を経験した人の分だけ、それぞれの思いがあると、改めて実感しました。

私は、この7年で何人の思いに触れてこられただろうか、と考えます。
一人でも多くの思いに触れて、それぞれの7年を「聞く」ことを、これからも続けていきたいと思います。

『あの日から、今の思いを、聞かせてください。』


アナ・ログ。続いては飯田アナウンサーです。

真冬と言えば

寺田 早輪子

2018/02/22

ひゃっほーーー!(^^)

男子は全身で喜びを表現するとき、誰に教わらなくともこの雄たけびを上げてしまうようです。

今シーズン、初めて仙台市中心部に本格的に雪が積もった1月の終わり。
家の前にある小さな公園で、5歳の息子は「ひゃっほーーーーー!!」と叫びながら、雪まみれになって遊びました。

そりすべり、雪だるま、雪合戦…。
氷点下の寒さの中でも、息子はエンドレスで雪遊びに興じ、真冬を全身で満喫しておりました。

ちなみに、我が家の「そり」は、「ちりとり」です。
そりがなかったので、そりっぽい物で代用しました。

私自身は、福島・浜通りの最も南にあるいわき市出身で、
子供の頃に、雪だるまが作れるほどの大雪を経験したことがございません。

「子供」と「雪」。
ただそれだけでテンションが上がる組み合わせだと感じます。

子供時代に雪とたわむれることができる息子がちょっとうらやましい。

☆写真は…、雪の上でくつろぐ息子。寒くないんですかー??
(^^;)

アナ・ログ。続いては飯田アナウンサーです!

テレビと私

寺田 早輪子

2018/02/06

昔は「かぎっ子」なんていう言葉がありまして、両親共働きの私は、まさにこの「かぎっ子」でした。

小学校高学年の頃、1年生になったばかりの弟と帰宅し、誰もいない家で真っ先にすることは「テレビ」の電源を入れることでした。

母は、今でもたまに、私を「かぎっ子」にさせたことを「子供の頃はさびしい思いをさせてしまって…」などと詫びることがあります。

でも、当の本人はそれほどでもなく…、ひどくさびしかった記憶はありません。

 それもこれも、きっと『夕やけニャンニャン』があったから。

 平日夕方5時から始まるフジテレビの『夕やけニャンニャン』を、私は本当に、心の底から楽しみにしていて、録画機器などない当時、「絶対に見逃がしてはならない!」と、事前にテレビの電源を確実に入れて、午後5時を迎える態勢を整えていました。

 大好きな大好きなおニャン子クラブの歌のコーナーでは、ラジカセをテレビのスピーカーに近づけて、テレビから直に、歌をカセットテープに録音していました。

 雑音が入らないよう、弟に「絶対に、音、立てんなよー!」と言い放ち、自身も息をひそめ、歌のコーナーを待ちます。

 大好きな『うしろ髪ひかれ隊』の歌が始まったのに、途中、弟が音を立てたりした日には、「騒ぐなって言ったっぺ!」と怒り、弟は泣き、録音は失敗。私もわんわん泣く…、などとにぎやかな夕方を過ごしていました。

 番組には「おニャン子クラブのメンバーになれるオーディション」コーナーもあり、「高校生なったら絶対に出るべ」とひそかにもくろんでいた私でしたが、悲しいことに私が中学校の上がる前に『夕やけニャンニャン』は終了。
私の野望も終了。

 それでも、今もたまに想像するのです。
 「オーディションに受かっていたら、会員番号は何番になったのかな~♪」と(^^)

☆写真は…、息子が自宅に「カフェ」をオープンしました(?)。そのメニュー表です。
一番下の「おにそうめん」が気になります(^^;)

アナ・ログ。続いては飯田アナウンサーです!

冬季オリンピック

寺田 早輪子

2018/01/22

私が生まれて初めて「日本」で開催されたオリンピックが、「長野冬季オリンピック」でした。

当時、私は大学生。
日本国内で開催されているのに、「観戦しに行く」という発想は、学生の私にはなく、残念なことに「オリンピックはテレビの中の出来事」という感覚しか持てないでいました。

今、報道機関に勤める立場となり、2年後には、ここ日本で「東京オリンピック・パラリンピック」が開かれます。

その感動やスケール感を、今度はどんな形であれ「伝えたい」と考えています。
そして、夢の舞台はすぐそばで、同じ空気の中で開催されているという実感を、テレビを見ている人に伝えたい…。

あの時、まだ学生で視聴者の一人だった私が、念願の「伝え手」として迎える2020年。
もうすぐです。

☆写真は…、息子が描いた「ピコ太郎」さん♪

アナ・ログ。続いては飯田アナウンサーです!

初○○2018

寺田 早輪子

2018/01/05

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!

「小学生のママ」
2018年は初めて、こう呼ばれることになります。
2018年4月。息子は小学1年生になります!

これまで体験したことのない日常がやってきます。

何を、どう、いつ、準備すればよいのか…、元来、心配性の私は不安だらけですが、

息子は心から楽しみにしている様子(^^)

小学校の教室、新しいお友達、新しい担任の先生、ランドセル…(^▽^)/☆

もうぜ~~~んぶが楽しみでしようがないといった様子です!

どうか毎日笑顔で過ごせますように。
きらいな野菜も、給食でおいしく食べられますように。
何かにつまずいてコケちゃったとしても、がんばって起き上がれますように。
何かに迷っても、
とにかく難しい問題にぶち当たっても、
手を貸してくれる友達が、そばにいてくれますように。

どんどん成長する息子を信じて、静かに応援したいと思います(^^)

☆写真は…、気合の一枚!今年もよろしくお願いいたします!
 
アナ・ログ。続いては稲垣アナウンサーです!

2017年振り返って

寺田 早輪子

2017/12/28

「大丈夫。ケガとかはないから。」

キリっと言い放ったあの表情は、きっと一生忘れられないと思います。

これは、息子が公園で派手に転んだ時、一緒にいた私に言った一言です。

走っていて顔から派手に転んだため、私はうろたえて「だいじょうぶ !!!???」と、かなり大きめの声で叫んでしまったのですが、返ってきた言葉が…、これ。

「大丈夫。ケガとかはないから。」

冷静に、泣きもせず、駆け寄ろうとする私を片手で制止して、すぐにまた滑り台に向かって駆けていきました。
つい最近まで、転んでは大泣きして、私に抱きついてきていたのに…(;;)

今年、年長に上がってから、特に「成長したなあ」と感じます。

いつの間に、こんなに大人っぽい言葉を覚えたのでしょう。いつの間に、こんなにたくましく、強くなったのだろう。
嬉しくもあり、若干、寂しくもあり…。

息子が成長する一瞬、一瞬を見逃してきてしまったのではないか、そんな悔しさも湧いてきます。

今年の七夕に、息子は短冊に「はやくおおきくなねますように」(なれますように)と書いていました。「早く大きくなって、自分で車を運転したい」そうです。

でも、母はこう思います。

「ゆっくりゆっくり大きくなってね」と。(^^)

☆写真は…、息子が制作しました「雲と恐竜と島と海」!
 
アナ・ログ。続いては稲垣アナウンサーです!

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