金澤 聡
2026/05/15
この時期の「緑」といえば、やはり、杜の都・仙台の新緑です。
街全体が新鮮な空気に包まれているようで、
仙台で一番好きな季節です。
そんな仙台の「緑」ですが、私にとっては、もうひとつ特別な「緑」があります。
時はさかのぼること30数年前…、
「大空翼」と「マラドーナ」に心を奪われ、「いつかサッカー実況を」と夢見ていた若かりし頃。
そんな私が仙台に来て、最初に心を躍らせた「緑」があります。
それは、現ベガルタ仙台の前身チーム『ブランメル仙台』のユニフォームでした。
1996年、入社したばかりの頃。ブランメル仙台のメインカラーは「緑」でした。
中でも忘れられないのが、西ドイツ代表としてワールドカップに3度出場したリトバルスキーさんが、その「緑」のユニフォームに袖を通していた光景です。
ピッチに立つその姿は、まるで光をまとっているかのように、眩しくて眩しくて…。
あの時ほど、緑色が神々しく見えたことは、後にも先にもありません。
(写真は、その時のイメージ映像だと思っていただけると幸いです)
当時のブランメル仙台は、
Jリーグの下部カテゴリーであるJFLに所属していましたが、顔ぶれは実に豪華でした。
FC東京前身の「東京ガス」、「ヴィッセル神戸」、川崎フロンタール前身の「富士通川崎」、「鳥栖」、徳島ヴォルティス前身の「大塚」、コンサドーレ札幌前身の「東芝」、「ヴァンフォーレ甲府」、「モンテディオ山形」、RB大宮アルディージャの母体「NTT関東」、大分トリニータの前身「大分トリニティ」。
いま振り返ると、日本サッカーの“源流”ともいえるクラブが一堂に会していた、まさに濃密なリーグでした。
あの頃、仙台には確かに「緑」が躍動していました。
そして今、チームカラーは「ベガルタゴールド」へ。
新緑の季節に
街の緑に包まれながら、今度は黄金に輝くチームがピッチを駆ける。
これからも仙台の街に勝利という彩りを添えてくれることを願っています。