ホワイトデー 堤 勇高 2023/03/16 ホワイトデーのお返し選び、非常に苦手意識があります。流行りや人気のスイーツに詳しい方ではないのが最大の理由です(笑)しかし、贈るのなら相手に喜んでもらいたい、そしてあわよくばセンスが良いなと思われたい!(これはほんの少し思っているだけです)そんな私の見栄と欲が、なおさらにお返し選びを難航させます……。ホワイトデーの時期(バレンタインデーの時期もそうですが)には限定商品を出すお店も多くあると思います。パッケージがおしゃれな物、その季節の果物のフレーバーを使ったもの、何かとコラボしたものなどなど……。はじめ「今年のお返しはこれにしよう!」と心に決めてお店に行っても、いざそういった限定商品を見るとどうしても心が揺らぎます。「限定商品の方が特別感あって喜ばれるのかな?」などと考え始めると、どんどんとドツボにはまっていきます。多分、真にセンスの良い人はこんなに考えず、サラッと選んだものにセンスがあふれ出るのだろうと思います。私はいわゆる「足で稼ぐ」、努力型ということで……。さて写真は3月11日に撮った南三陸さんさん商店街の様子です。3月11日の南三陸にはここ3年、毎年伺っていますが、今年は新型コロナウイルスの感染者が下火になっているということもあるのか、過去2年より多くの方が訪れていた印象です。次は伊藤アナウンサーです。
東日本大震災12年 堤 勇高 2023/03/09 東日本大震災の発生から間もなく12年。今も復興は進んでいます。先日、震災前の街の様子を集めた写真展を取材しました。その中で、写真展を見に来ていた、震災前からその地域に住んでいたという方に話を聞く機会がありました。その方は昔の街の姿を懐かしみながら「この姿の街はもう戻ってこないからなあ」とポツリ。復興が進む中ではありますが、決して取り戻すことができないものも数多くあると、改めて思い知った瞬間でした。一方で、震災に関する話題に触れる機会は、良い話題も悪い話題も、減っていると感じます。宮城に来て5年の私がそう感じるとなると、震災直後から宮城で生活している方はなおさらそう感じるのではないかと思います。そこで私が思うのは、3月11日という日の重要性です。日々の生活の中で、震災に関する話題に触れる頻度が減るほど、全員があの東日本大震災に思いを向ける3月11日という日の役割が大きくなるのではないかと思います。懸念されている風化も、毎年3月11日にあの日の教訓や後世に語り継ぐべきことをしっかりと確認することが、これまで以上に大切になってくるのではないかと思います。もちろんこれは、今も続く日々の復興をないがしろにしてもよいということではありません。報道に携わる者として、日々の動きにもしっかりとアンテナを張る。そして3月11日については年を追うごとに、よりしっかりとお伝えできるように、私自身の力もつけていきたいと思いつつ、今年の3月11日を迎えます。写真は以前も少し載せましたが、南三陸で取材した「化石発掘体験」の際の写真です。表面的には「人気アクティビティ」と言えるこの発掘体験も、その奥には「被災地南三陸の新たな観光資源となり、復興へ」という思いがあります。次は高橋アナウンサーです。
チョコレート 堤 勇高 2023/02/15 子供の頃食べ物は、自分の中で好きなものの順位をつけて、1位のものを1番最後に食べる派でした。最後の最後、口の中を1番好きなものの味で締めくくりたいという思いでした。さて話は変わって小学生時代のバレンタインデー。友人伝いに、当時好きだった女の子からチョコをもらったことがありました。超のつくビッグイベントです。可愛らしくラッピングされた箱に3つほどの手作りチョコ。どんな味がしたかまでは覚えていませんが(あまりの緊張で味がしなかったのかもしれません)、とてもうれしかったのは覚えています。そして残り一つとなったとき……好きなものを最後に食べるという当時の習性が発動しました。いっぺんに食べてしまうのが非常にもったいなく感じたのです。堤少年は一旦チョコの箱を閉じ、家の勉強机の中にしまい、最後の一個を後日食べることにしました。しかし、一度「後日までとっておこう」と思った最後の一個、それ以降食べるタイミングが見つからず……。今日食べようと思い立つものの、なくなってしまうのがもったいないという思いに駆られて結局とっておいてしまう日々が続きました。最終的に最後の一個を食べたのは14日から1か月ほど経ったタイミングだったと思います。多分本当においしくいただくなら食べるタイミングは早ければ早いほうがいいはずですが、舞い上がった私と当時の習性がそうさせてしまったのです。今思うと作ってくれた人には申し訳ないと思いつつ……幼少期の思い出話でした。さて今回の写真はスイーツつながりということで、先日食べたティラミスです。子どものころは苦みが苦手だったティラミス、美味しさが分かるようになってきたところに成長を感じます。次は千坂アナウンサーです。
テレビあれこれ 堤 勇高 2023/02/02 テレビは視聴者と「何か」をつなげる架け橋となりうる、そう思ってテレビ業界を目指しました。視聴者と世の中のニュース、視聴者と人気の食べ物、視聴者とスポーツ……。テレビがお伝えする情報が、それまで全くその「何か」と接点のなかった人も興味を持つようなきっかけになるのではないか?ということです。就職活動でもよく話していた記憶があります。さて、実際に働いてみてどうだったか?それまでその物事と接点のなかった人に興味を持ってもらうことが、いかに難しいかを痛感する毎日です(笑)しかし、役割という意味では、私のイメージは間違っていなかったと感じます。その一方で新たな気づきもありました。取材をし、お伝えをする側にとって、伝えたいことの全てを放送時間内に伝えることがとても難しいのです。当然最も伝えたいことを優先して伝えるわけですが、取材の中では「これも伝えたい」と感じるトピックが次々と生まれます。その中から苦渋の選択をし、皆さんが目にするニュースなどが作られていきます。こうなると改めて感じるのが、働き始める以前から感じていた「テレビが興味を持つきっかけになる」ことの大切さです。テレビ放送から興味を持ってもらい、興味を持った視聴者の「調べる」という行動のきっかけとなり、「紹介しきれなかったけれどもとても大切な情報」まで知ってもらう。ここまでつながるように伝えることが必要なのだと感じるここ1年です。2023年もすでに様々な事件や話題をお伝えしていますが、少しでも皆さんの興味につながるように自分自身も精進していきたいと思います。写真は先日の雪の翌日にとった泉中央駅前の写真です。ピラミッド型のモニュメントに白いペンキを塗ったような見た目が面白く、撮りました。このモニュメントは泉ヶ岳がモチーフだと聞きました。となるとこの時期は写真のように雪をかぶっているのが正解かもしれません。次は梅島アナウンサーです。
2023年にやりたいこと 堤 勇高 2023/01/11 あけましておめでとうございます。皆様2023年も何卒よろしくお願いします。さてこの2023年、運転が上手くなりたいです。厳密にいうと、駐車が上手くなりたいです。年始に持つ志としてはなんとも小さな目標かもしれませんが……学生時代に免許を取り、現在ゴールド免許。ただし、運転は月に2回程度です。安全運転自体はできますが、運転スキルは一向に上達していないと感じます。それを最も強く感じるのが駐車の時。もちろん壁に擦ったり、他の車にぶつけてしまったりということはこれまでありませんが、どうしても「一発で仕留める」ことができません。普段から運転をしている上級者の皆様は、初めて駐車をする場所でもスピーディーかつ正確に停車させます。見ていると駐車スペースに「横付け」する段階から、差を感じずにはいられません。狙った駐車スペースに、左右の間隔がほぼ均等な状態で、一度のバックで素早く駐車する……これを確実に遂行できるようになることをこの1年の目標の一つにします。この目標を達成するためにはやはり慣れるしかないということで、1年かけて、ひそかに練習しようと思っています。もし今後、夜中に何度も駐車と出庫を繰り返している車を見かけたら、練習中の私かもしれません……(笑)さて、写真は去年(2022年)の年末にその日の「仙台放送Live Newsイット!」に出演するアナウンサーで撮った一枚です。抜群のチームワークで重ねてきた1年分の放送。本年も皆様にしっかりと宮城のニュースをお届けできればと思います。別バージョンはアナウンス部インスタグラム(sendai_tv_announce)に投稿されています!そちらもぜひご覧ください。次は伊藤瞳アナウンサーです。
2022年を振り返って 堤 勇高 2022/12/28 2022年も間もなく終わり。ついこの間元日の定時ニュースを読んだような気がするのですが……。そしてようやく日付記入欄に迷いなく「2022」と書けるようになったのですが……。私個人としては、今年もニュースの現場からお伝えする役割を担当しました。時には中継も担当する中で、特に印象に残ったのは7月の中継です。この日、太白区の路上で、登校中の女子中学生二人が男に切りつけられるというショッキングな事件が発生しました。一報を受け現場に向かうと、普段は静かであろう住宅街に警察と規制線。家の前に立つ住民の動揺がうかがえました。まず驚いたのは現場の位置。現場となった「路上」は容疑者宅の目と鼻の先で、10メートルほどの距離でした。被害者を含め当時現場にいた人達にとっては、危機を理解する時間すらなかったのではないかと、恐ろしさを感じました。事件当時の情報を知る方々に話を聞く中でも驚いたことがありました。被害者の二人は切りつけられた後、助けを求めてそれぞれの方向へ逃げていったということですが、そのうちの一人は近くの交差点を曲がり、坂を下った先の家に逃げていったそうです。実際にその坂を下ってみると、かなりの長さ。さらに、事件現場から逃げ込んだ家までは100メートル弱あったと記憶しています。突然切りつけられた恐怖とともにこの長さを逃げなければならなかった被害者の心情を思うと、非常に心が痛みます。中継ではその2点を盛り込んでお伝えしました。思い返すともっと伝わりやすい方法もあったのではないかと、反省もありますが、自分が現場で取材をし、得た情報をお伝えすることができました。2023年も引き続き、ニュースの現場からお伝えする機会が多いかと思います。ひとつひとつ丁寧に向き合って、アナウンサーとして現場でお伝えすることの意味を失わないようにお伝えしていきたいと考えています。無論、このような事件が来年は起きないことが最大の願いです。さて、写真はアンモナイトの化石です。先日「アクセント」で取材させていただき、化石採集を体験した時に発見したものです。場所はウタツギョリュウでもおなじみの南三陸歌津。1時間を一瞬に感じるほど、集中して探していました。化石発見の興奮も、皆さんにお伝えできていればうれしいです。次は千坂アナウンサーです。
音楽あれこれ 堤 勇高 2022/12/12 幼稚園に通っていたころからピアノを習っていました。中学3年生ごろまで10年ほど続けていた習い事ですが、高校進学以降はほとんど触れることもなくなってしまい、残念ながら今はすっかり弾けなくなっていると思います。ピアノ以外にギターやドラムなどにも挑戦してきました。当然どれも素人の域を出ませんが、楽器を弾くこと自体は非常に楽しく感じます。音楽に関して、弾くことと聴くことは多く経験してきましたが、一方でほとんど触れてこなかった分野があります。それが「音楽理論」の勉強です。長調や短調、コード進行などなど……何となくわかっている程度で、ほとんど知識がありません。ピアノをはじめとしたこれまでの経験で、それぞれの音階の合う合わないは大体わかりますが「この曲はこの音階が使われているからこのコードだ!」「こういう雰囲気を出すにはこのコードだ!」などは全くわかりません。正直実生活の中に支障が出ることはありませんが、勉強しておけばよかったなと感じる場面はいくつかあります。一つは、メロディーがすごく好きな曲を見つけたとき。似たような曲を探すのに、音楽理論を勉強しておけば、きっと的確に探せたのではないかと思うのです。今は好きな曲に出会えるかどうかはほぼ運次第です。もう一つは、カラオケで的確にハモれるのでは?ということです。このメロディーにハモるためには音をいくつ分下げればよいのか?というのが即座に分かれば、きっと盛り上がりに一役買うと思うのです。いずれも音楽理論が分からない私には「きっと」の世界ですが……。写真は先日MCを担当した「オガステ」にて、オガメンのお三方と撮ったものです。オガッタ ⁉ 最後のイベントで、番組内で生まれた曲が次々と披露されました。3人が歌や踊り、醸し出す雰囲気は、音楽理論など全く関係ない部分でその曲を好きになる魅力にあふれていました。オガメンの皆さん、5年近くにわたる長旅、本当にお疲れ様でした!次は牧アナウンサーです。
お風呂のこだわり 堤 勇高 2022/11/18 全国屈指の温泉王国、群馬県で生まれ育ちながら、お風呂へのこだわりは全くと言っていいほどありません。しいて言うなら、就職活動をしていたころ、大事な面接の前日に銭湯に通っていたことくらいです。当時は大学生として東京に住んでいました。東京はかなり銭湯が多く、私の一人暮らししていたアパートの近くにも一軒ありました。広さとしてはドラマやアニメに出てくる銭湯と同じくらいかやや小さいくらい。ただ、小さな露天風呂がついているのが特徴でした。4人入ればいっぱいになるほどの石造りの浴槽、屋根付きですが一部だけ窓のような穴があり夜空を見ることもできました。面接の前日、夜にその銭湯に行き、屋根の穴から夜空を見て、明日の面接では何を話すかなどをよく考えていました。それ以来、宮城に来ても、銭湯のような大きなお風呂(特に露天風呂)に入る機会があると、そこで考え事をすることが多いです。普段より捗っているという確信はありませんが、スマホなど気を散らすものも持ち込めないので、頭を整理するには悪くない環境だと思います。さて、画像は気仙沼にある中華料理屋「いちりん」の黒酢酢豚です。こぶしより大きな豚肉に濃厚な黒酢のタレを絡めたインパクト抜群の一品。初めて食べましたが、ジューシー&ほろほろで、あっという間にごはんがなくなってしまいました。次は寺田アナウンサーです。
こっそり教えます 堤 勇高 2022/11/04 サンドウィッチマンが大好きです。M-1グランプリで優勝する少し前、テレビで漫才を見て大好きになりました。検証したわけではありませんが、サンドウィッチマンのネタの一部を言ってもらえば、それが何のネタか、そのボケに対するツッコミのフレーズなどが分かる自信があります(笑)そんな私がこっそり教える、あまりメジャーではない?地上波では見かけないネタが「マスター」です。サンドウィッチマンというと宅配ピザのネタ、ハンバーガーショップのネタなどが有名だと思います。今回紹介する「マスター」はそんなサンドウィッチマンの「スタンダード」からは少し外れた設定です。伊達さん扮するマスターが営業するバーに、富沢さん扮する、ミステリアスで愁いを帯びた男が客として訪れ、話は展開されていきます。他のネタと同じく、年代も男女も問わず笑えるネタですが、もともと良い声の富沢さんが、いつにも増してシブい声でボケる面白さがプラスされます。謎の男への対応に痺れを切らし、どんどん辛らつになっていく伊達さんのツッコミも癖になります。普段テレビで見るポップなサンドウィッチマンとは一味違う、でも面白さは変わらない、「味変」したサンドウィッチマンも面白そうと思った方は、ぜひ見てみてください。さて、写真ですが気仙沼の商業施設「ないわん」の夜景です。肉眼で見たときは「ディズニーシーだ!」と思ってカメラに収めましたが、その「シー感」が全く伝わらないセンスのなさに絶望しております。次は千坂アナウンサーです。
秋を感じます 堤 勇高 2022/10/21 色づく木々に秋を感じる方も多いのではないでしょうか。モミジの赤、イチョウの黄色などなど……。私は特にイチョウに秋を感じます。私の通っていた小学校には「大イチョウ」と呼ばれるイチョウがありました。7本のイチョウが集まって1本の木のようになっているもので、3階建ての校舎をはるかに超える高さと、中で人間が暮らせそうなほどの太さ、非常にインパクトのあるイチョウです。市の天然記念物にも指定され、校歌では1番にも2番にも登場する、学校のシンボル。秋になれば葉の色が変わり、黄金の大イチョウはインパクト倍増です。ただ、紅葉の後には当然落葉のシーズンが巡ってきます。7本の木が集合した大イチョウですので単純計算で落ち葉も7倍です。周辺は「降り積もる」という表現が似合うほどに大量の落ち葉で埋め尽くされます。掃除の時間にはその落ち葉を掃除する「大イチョウ」という持ち場があったほどです。さらにイチョウで避けられないのがイチョウの実、銀杏の存在です。風のある日は銀杏のボトボトと落ちる音が近くの教室まで聞こえるほど大量でした。もちろんにおいもインパクト抜群でした(笑)今でも銀杏のにおいが風に乗ってくると秋を感じるとともに幼少期を思い出します。顔をしかめながらですが……(笑)私の中で良くも悪くも秋を感じさせてくれるイチョウ。写真は街路樹のイチョウですが、すでに色が変わり始めています。そしてそこに隠れるかのように「ヤツ」もスタンバイしていました。今年も大いに秋を感じさせてくれそうです。次は梅島アナウンサーです。