高橋 咲良
2026/03/09
東日本大震災から15年となるのを前に、今年も様々な方々を取材させていただきました。
震災を「歌」で伝えるのは、レクイエム・プロジェクト仙台合唱団。
被災体験をもとに歌詞を紡いだオリジナルの曲を歌っています。
印象的なメロディーと、思いの凝縮された短い言葉が心に響き、自然とあの日に引き戻されます。
あの日を追体験し、震災を自分のこととして考えてほしいと言います。
被災地に花を供えるように「絵」を描き続けるのは、女川町出身の絵本作家・神田瑞季さん。
毎年3月11日に合わせて女川で個展を開いていて、今年は「おながわみなと祭り」の一幕を描きました。
まつりは町が生きている証だと神田さんは話します。
「石碑」で伝えるのは、女川中学校の卒業生たち。
1000年後の命を守ろうと、女川のすべての浜に、15年前津波が来た場所よりも高いところに石碑を設置しました。
メンバーの1人、震災発生当時は小学6年生だった伊藤唯さんは、
つらかった、苦しかった経験を今の子どもたちにしてほしくない。災害が起きた時にそのときにどう対処できるか、今のうちからできることを伝えるのが自分の使命と話します。
「語り部」として震災を伝えるのは、大川伝承の会・佐藤敏郎さん。
佐藤さんは、語り部も、私たちマスメディアの報道も「窓」なのだと話します。
ある一部分を切り取ったものだけれども、その先には広く深い世界が広がっていて、「窓」をきっかけに、その先の世界に関心を持てるように。
誰かの心にとまるように、色んな形の沢山の窓を用意したいと思いました。
伝え方は様々ですが、皆さんの根底にある「未来の命を守りたい」という気持ち。
2011年に生まれた子供たちが15歳であるように、震災を知らない世代はどんどん増えていきます。
辛い思いをしないように、大切な人を失わないように、自分の命を守れるように、
私らしい伝え方で、次の命を守れたらと思います。
続いては西ノ入アナウンサーです。