堤 勇高
2025/07/23
花火が好きです。夏の楽しみの一つです。
ひと夏過ごしていると、わざわざ見に行っていなくてもどこかで花火が上がっているのを見かけると思います。
私は遠くで音が鳴っていると、実物を見なくてもテンションが上がります。
個人的に好きなのは花火が打ち上げられた後、開く直前に一瞬だけ姿を消すあの「間」です。
擬音で表すならば「ヒュー」と「バーン」のあいだにある一瞬の時間です。
光の玉が空に上がり「どんな花火なんだろう」という期待が最高潮になる瞬間だと思います。
もちろん、空に上がっていく段階での勢いや「あんなに高くまで上がった!きっと大きな花火だ!」という気持ち、そして大きな花火が空に広がった時の迫力や腹の底に響く音……
そういった場面があってこその「間」ですが、「ヒュー」からいきなり「バーン」と開くより、一瞬消えるほうがインパクトが大きくなる気がします。
そんな花火、今年はどこかに見に行く予定はありませんでした。
理由があるわけではなく、たまたま予定に入りませんでした。
ところが、ありがたいことに今年は仙台放送で「仙台七夕花火まつり」の中継をすることになり、私は現地リポートを担当することになりました。
まあどこかで花火会場近くを通りかかって見かけるんじゃないかな?くらいに思っていましたが、仕事ながら「見る」チャンスを手にしました。
きっと花火の神に呼ばれているのだと思って、精一杯、楽しくお伝えできればと思います。
写真は以前大曲の花火を見た際に撮ったものです。
斜めから見ているので少し規模の大きさが伝わりづらいですが、生で見ると本当に大迫力でした。
しかし花火って「ちょうど開ききった瞬間」を捉えられないのはなぜなのか……。
次は伊藤アナウンサーです。