千坂 紗雪
2025/07/17
夏の楽しみは「高校野球」一択です!
抽選会当日から甲子園の最終日までの約2か月間、普段以上に情報収集に勤しむ時間が長くなります!
去年は、聖和学園の甲子園出場、滋賀学園のキレキレダンス、大社高校(島根県)の大躍進など、話題が盛りだくさんでしたが、、、甲子園が終わってすぐの去年秋に、自分の高校野球に対する見方がガラッと変わる出来事がありました。
それが、加美農業高校野球部への取材です。
取材は「高校野球の新たな取り組み」という特集の中で行ったもので、部員数減少という問題に立ち向かった高校の例としてお伺いしました。
加美農業は数年前まで部員が2人でしたが、佐伯友也監督の熱心な勧誘で部員が20人以上にまで増えた高校です。
部員には、高校から野球を始める生徒や中学で不登校だった生徒など、様々なバックグラウンドがあり、そんな生徒たちが公式戦1勝を目指していました。
取材にあたる前も、球児1人1人にドラマがあり、勝敗の裏にあるものをニュースや試合を見て、感じ取っているつもりでした。
しかし、取材を通して、目標達成を目指し成長すること、仲間と3年間を共に過ごすこと、公式戦勝利を目指すこと、これらが彼らにとって、どれも優劣つけられないかけがえないものであり、「甲子園を目指すだけが高校野球ではない」と、世界が広がった気がしました。
そんな気づきのきっかけとなった加美農業高校をこの夏、半年ぶりに取材しました。
写真はその時のものです。高校生の成長スピードの速さや、1人1人が過去や課題に向き合って克服してきたことなど、高校生の逞しさに活力をもらいました。
現在、夏の県大会真っ最中。どうかすべての高校球児が大会当日、全力を発揮できますようにと心の中で祈りながら取材に励みます!
次回は梅島アナウンサーです。