梅島 三環子
2026/10/02
静岡市出身の私には、お気に入りの富士山スポットがいくつかあります。
観光地として有名な場所から見る富士山も、もちろん素敵なのですが、学校からの帰り道に視界が広がるところがあり、そこから毎日見る富士山も好きでした。
富士山の雪の積もり方を見ては、季節の移ろいを感じ、冬になるとどれくらい雪が降りているかで今日の寒さを実感したものです。
自分の部屋からも、富士山が見えました。
カーテンを開けると富士山が見えるので、富士山は決して特別なものではなく毎日色んな場所から眺めるものでした。
なので、東海道新幹線に乗って富士山が見える席に座る人が多いことや、一斉にシャッターを切る様子を子供のころは不思議に思ったものです。
東京に出て驚いたことがあります。
テレビの番組で「今日は富士山が見えるんですよ!」と情報カメラが捉えた小さな富士山に、スタジオから歓声が上がっていたことです。
富士山が見えることより、歓声が上がることに驚かされました。
しかし、その静岡を離れ早20数年…。
私もすっかり富士山とはご無沙汰になってしまい、久々にみるとその美しさに見入ってしまいます。
当たり前にあるものの価値って、気づきづらいですね。
そういえば、富士山と言えば必ず「表・裏」問題で揉めますね。
私は、右側に宝永山が見える側が表で、かつ美しいと教わってきました(笑)
きっと、それぞれに「こちらが表」というお気に入りがあるのでしょう。