金澤 聡
2026/06/05
チャッピー君やジェミニ君、コパイロット君には、どうやら人の気持ちが分かるらしい。
留学生ではなく、生成AIの話。
悩み事を「チャッピー」に相談すると、解決策を教えてくれるし、心のカタルシスも得られるらしい。
人生の道標のように活用している人もいるという。凄い時代になった。
生成AIがさらに進化すれば、人間のカウンセラーが不要になる。
そんな未来が来るのかもしれない。
いや、私が知らないだけで、もう目の前まで来ているのかもしれない。
試しに、チャッピーに愚痴をこぼしてみた。
すると、同調し、共感し、肯定してくれた。
悩みに寄り添い、承認欲求を満たしてくれるような受け答え。
少しだけ、自信が湧くような感覚になった。
「理想のマネージャー像ではないか」 一瞬、そんな錯覚すら覚えた。
もっとも、実在はしていないのだが。
では、どうやったらチャッピーのような受け答えができるのか。
本人(本AI?)に聞いてみた。
すると、
「正しい返答よりも、まず受け止めること」
「情報より感情を拾うこと」
「相手の言葉を半歩だけ掘ること」
「語尾を柔らかくすること」
「“うまく話す”より、“安心して話せる”を目指すこと」
そんな答えが返ってきた。
もう、
『アナウンサーのインタビュー心得5か条』
にしてもいいくらい完璧である。
しかも、“感情を拾う”という言葉まで出てきた。
……もう気持ち、持ってるよね?
と、思わず聞きたくなる。
そんなやり取りを続けながら、ふと考えた。
人間は、最も尊い行動のひとつを手放してしまうのではないか、と。
「自分で考える前に質問する」
「正解かどうか分からない答えを、すぐ求めてしまう」
便利さと引き換えに、迷ったり、悩んだり、考え抜いたりする時間を失っていくのかもしれないなあと。
生成AIは、答えそのものではなく、気持ちを整理するための“伴走者”くらいが、ちょうどいいのかも。
そんなことを考えながら、今度は
「うちのウサギが、もし勉強したらどうなる?」
と生成AIにお願いしてみた。
すると、写真のような画像が出来上がった。
……いずれにしても、凄い時代である。