アナ・ログ

お気に入り

梅島 三環子

2026/10/02

静岡市出身の私には、お気に入りの富士山スポットがいくつかあります。

観光地として有名な場所から見る富士山も、もちろん素敵なのですが、学校からの帰り道に視界が広がるところがあり、そこから毎日見る富士山も好きでした。
富士山の雪の積もり方を見ては、季節の移ろいを感じ、冬になるとどれくらい雪が降りているかで今日の寒さを実感したものです。

自分の部屋からも、富士山が見えました。
カーテンを開けると富士山が見えるので、富士山は決して特別なものではなく毎日色んな場所から眺めるものでした。

なので、東海道新幹線に乗って富士山が見える席に座る人が多いことや、一斉にシャッターを切る様子を子供のころは不思議に思ったものです。

東京に出て驚いたことがあります。
テレビの番組で「今日は富士山が見えるんですよ!」と情報カメラが捉えた小さな富士山に、スタジオから歓声が上がっていたことです。
富士山が見えることより、歓声が上がることに驚かされました。

しかし、その静岡を離れ早20数年…。
私もすっかり富士山とはご無沙汰になってしまい、久々にみるとその美しさに見入ってしまいます。

当たり前にあるものの価値って、気づきづらいですね。

そういえば、富士山と言えば必ず「表・裏」問題で揉めますね。
私は、右側に宝永山が見える側が表で、かつ美しいと教わってきました(笑)
きっと、それぞれに「こちらが表」というお気に入りがあるのでしょう。

堤 勇高

2026/10/01

飲み物や食べ物のお気に入りが定期的に出現します。
気に入ったアイスを一時期頻繁に食べたり、美味しいと思った飲み物を飽きるまで飲み続けたり……

自分の中ではそのお気に入り期間も結構長く続く方だと思っています。

そして現在のお気に入りは麦茶です。
今更?という感じもありますが、自分としては「一周回って麦茶」だと思っています。

麦茶は夏のイメージが強いと思いますが、実家では常に冷蔵庫に麦茶がありました。
2リットルくらいのポットに作った、水出しの麦茶でした。

水分補給は基本麦茶。
ご飯を食べる時も飲み物は麦茶でした。

当時は「好きだから飲む」というわけではありませんでしたが、あまりにも高頻度で飲んでいたため、飽きてしまったのか、一人暮らしを始めたあたりからぱったりと飲まなくなりました。

別に嫌いというわけではない、だけどほかの選択肢があればそちらを選ぶ。
そんな距離感でした。

時は流れて今年の夏。
汗だくで取材を終え、コンビニに寄った際「脱水症状対策も兼ねないとなあ」と麦茶を選びました。
改めて飲んだ麦茶は香ばしく、お茶の香りと水の飲みやすさを両立したような存在に感じました。

歳を重ねて食べられるようになった食べ物や飲めるようになったお酒の種類などがある方も多いと思いますが、まさか歳をとって麦茶が美味しく感じるとは思いもしませんでした。

そんなわけで、最近の私のお気に入りは麦茶です。
皆さんもしばらく口にしていなかったもの、久々に食べたり飲んだりしてみると、意外な発見があるかもしれません。

写真は今年行ったヨーロッパ旅行で特に気に入った、ロンドンの「ビッグベン」です。
私はケルン大聖堂も好きなのですが、どうやら「角ばって」「尖った」感じの建物が好みのようです。